事業・施設概要
| 都道府県 | 茨城県 | 経営主体 | 笠間市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 76,686人 | 現在処理区域内人口 | 8,285人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 6,438人 | 現在処理区域面積 | 447ha |
| 晴天時現在処理能力 | 3,666m³/日 | 下水管布設延長 | 113km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率の平成24年度からの伸び率は,整備中の友部北部1期地区の整備完了に伴う整備費縮小及び処理場建設完了後の供用開始に伴う使用料収入の増収によるものであり,26年度以降,27年度の前年度から1.2%降下傾向は,2期地区の32年度までの整備事業の工事が開始し,総費用が増加したことによるためで,今後も各年度の総費用の増加が見込まれることから,経営の見直し,改善は必要であるが,目標値100%達成には時間がかかると考えられる。④企業債残高対事業規模比率は,平成24年度より減少傾向にあり,類似団体平均と比較しても同様の傾向にあり,投資規模は適切であると考えられる。⑤経費回収率は,平成26年度までの降下傾向は,供用開始間もない地区があるため汚水処理費に対して接続率も上がらず使用料収入の増加が見込めないためであり,平成27度が前年度から4.3%増加,以降の増加傾向は,供用開始した地区の接続率の向上により使用料収入の増収によるものである。今後も徐々に使用料増収が期待できることから数値も回復されると予想される。⑥汚水処理原価は,平成24年度以降に上昇したことは,新たに供用開始された地区の接続率が低く,有収水量も増加しなかったことが原因と考えられ,平成27年度が降下したことは,平成25年度から供用開始された地区での接続率の上昇によるものと考えられる。⑦施設利用率及び⑧水洗化率も同様な原因が考えられるため,今後も継続的な個別訪問や,回覧文書などによる啓蒙活動を通じて接続率向上による使用料の増収を図り,さらに効率の良い処理方法などを検討して,健全な経営を目指していく。
老朽化の状況について
平成27年11月25日付,農環第306号農林水産部農地局長からの通知による,農業集落排水施設の長寿命化対策によって,供用開始後20年を経過した施設は,機能診断調査を行い施設の状態を把握して,保全計画を策定することが求められているため,当市では供用開始地区の中で,19年を経過した地区で,29年度に施設の状態把握のため機能診断調査を実施し,30年度に保全計画を策定し,効率の良い最適な整備構想を進める。今後は,他の地区も順次調査及び保全計画を実施して,効率の良い長期的に安定した維持管理の最適整備構想を計画していく。また,管渠更新費が0であるのは,他団体に比べ当市の事業開始年度が比較的新しく,更新・改良の時期に至っていないためであり,今後は徐序に管渠老朽化に伴う費用が見込まれ,保全計画等により効果的に管渠更新・改良を実施していく。
全体総括
農業集落排水事業は,当初計画時における事業賛同者による同意事業であり,その規模に応じた下水処理事業を実施するものであるが,計画から事業実施,完了後の供用開始までに予定実施期間を超過することもあることから,受益者の要望時点の差異が生じ,接続率の当初計画で期待した増加が見込めず,それに伴う使用料回収も当然低い状況であるため,継続的な接続率向上を図ることが重要である。今後は,使用料収入の増加による収益的収支比率の向上を図るとともに,施設の老朽化に対する調査を実施し現状の状態を把握することと共に,事業実施全体区域の人口動態等を勘案して,将来の効率的な保全計画を策定し,さらに当市の農業集落排水事業の最適化構想計画を検討して経営健全化を図る。
経営状況
収支構造
総額2.6億円
総額1.5億円