福島県鏡石町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
企業立地等により税収があるため、類似団体平均より0.07ポイント上回る0.58となっているが、平成22年度は前年度比0.03ポイントのマイナスとなったため、税の徴収率向上対策を中心とした税収増加による歳入の確保に努める。
財政構造の弾力性
人件費及び公債費の減少により78.9%と類似団体平均を2.9ポイント下回っている。人件費については、行財政改革への取組として平成21年度末で5名の退職により抑制された。また、公債費負担適正化計画に基づく予定内での町債の借入により年々公債費が減少しているが、公債費については、類似団体平均を上回るため、繰上償還等を積極的に行い引き続き公債費の圧縮に努める。また、今後とも、事務事業の見直しを更に進めるとともに、既存の事務事業を厳しく点検し、経常経費の削減を図る。
人件費・物件費等の状況
類似団体平均と比較して、人件費・物件費等の1人当たり決算額が低くなっている要因としては、行財政改革の取組により職員定数を減らしているため町民1人当たりの職員数が少ないこと、ごみ処理業務を民間委託、消防業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。今後も民間でも実施可能な部分については、指定管理制度の導入などにより委託化を進め、コストの低減を図っていく必要がある。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数が類似団体平均を3.8ポイント上回るのは、人件費に係る経常収支比率が平均以下であっても、職員数が類似団体平均より少ないため、年齢構成の偏り、給与表の構成の違いにより高い指数となっている。
定員管理の状況
行財政改革による新規採用抑制策により類似団体平均を4.19ポイント下回っている。住民サービスの低下にならないよう、引き続き定数管理に努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率が類似団体平均を7.3ポイント上回るのは、普通建設事業費に係る起債の償還に伴い上昇している。償還金は、ピークを過ぎているため減少に転じているが、下水道事業の初期投資による元利償還金は未だ増加傾向にあるため、資本費平準化債等の活用により普通会計からの繰出を抑制している。また、実質公債費比率による許可団体であることから、平成25年度決算までに18.0%未満とする計画である。今後とも新規発行の抑制に努めながら、繰上償還等を積極的に行い、公債費を圧縮する。
将来負担の状況
類似団体平均を106.3ポイント上回るのは、平成22年度に国営隈戸川土地改良事業に係る償還金の債務負担行為1,774,733千円を設定したことによることが挙げられる。また、地方債の現在高、公立岩瀬病院企業団等の一部事務組合が発行した組合債に係る構成市町村の負担見込が多額になることが挙げられる。今後は、大規模な事業が予定されていないことから、比率は減少していく予定である。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
人件費に係る経常収支比率が類似団体平均を3.8ポイント下回るのは、平成22年度は前年度末に5名が退職したのに対し、新規採用は2名であったため低くなっている。また、千人当たりの職員数も類似団体で最も少ないことも挙げられる。今後は、職員定数管理に基づき適正な執行に努める。
物件費
物件費に係る経常収支比率が類似団体平均とほぼ同じ割合でるのは、町民プール等の維持管理については指定管理制度を導入することで、委託先の対象を民間企業へも広げたところであり、今後も引き続き競争に伴うコスト削減効果が期待できるものであり、継続して経費削減に向けて努めていく必要がある。
扶助費
扶助費に係る経常経費が類似団体平均とほぼ同じ割合であるのは、単独事業、補助事業ともに平均的なサービスを提供していることである。今後もサービスが低下しないよう、歳入の確保に努める。
その他
その他の経費に係る経常収支比率が類似団体平均を3.7ポイント下回るのは、一般会計等からの国民健康保険事業等の公営事業への赤字補填的な繰出がないこと、下水道事業等の公営企業への繰出は、資本費平準化債等の活用により抑制されていることが要因となっている。
補助費等
補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を1.5ポイント上回るのは、国営隈戸川土地改良事業に係る償還金に対する負担金が多額になることが挙げられる。今後は、繰上償還により負担金を圧縮するとともに、外郭団体等の補助金を含めて補助金の適正な執行について検討に努める。
公債費
公債費に係る経常経費が類似団体平均を2.9ポイント上回るのは、普通建設事業費の元利償還金が多額となるためである。今後は、償還のピークは過ぎたため、減少に転じる見込みである。
公債費以外
公債費以外の経費に係る経常収支比率が類似団体平均を5.8ポイント下回るのは、行財政改革により経費削減に努めた一方、普通建設の償還は多額となっており、経常収支比率を押し上げる要因となっている。公債費以外の経費についても引き続き削減に努めていく。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
平成18年度、19年度に実質単年度収支(単年度収支に財政調整基金への積立額及び地方債の繰上償還額を加え、財政調整基金からの取り崩し額を差し引いた額)がマイナス(赤字)となった要因は、人件費、扶助費、公債費など義務的経費が伸びた一方、地方交付税等の一般財源が減少したことなどによるものである。三位一体の改革後、平成20年度に標準財政規模は30億円を超え、経常的一般財源の規模が大きくなった。標準財政規模に対する財政調整基金残高は、10%以上が望ましいとされていることから、今後も引き続き計画的な積立に努めていく。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
平成19年度以降連結実質赤字比率に係る赤字は発生していない。連結実質赤字比率に係る黒字割合は、平成20年度の23.75%が最も高く、平成21年度の19.16%が最も低い状況である。平成21年度は、工業団地事業特別会計において、南町地区事業を実施したことにより黒字割合が減少している。平成21年度を除くと20%以上を保っている状況であり、計画的に予算が執行されている。なお、東日本大震災の影響により、地方公営企業法を適用している上水道事業会計の上水道使用料の収入一部が翌年度になったことにより、上水道事業会計における平成22年度の黒字割合は減少した。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
償還のピークが過ぎたことにより、元利償還金は減少している。一方、債務負担行為に基づく支出額は、平成22年度に国営隈戸川土地改良事業及び県営成田ほ場整備事業の債務負担行為を設定したことにより、大幅に増加した。平成22年度に分子の数値が前年度比で増加したが、分母にあたる標準財政規模が増加したために、実質公債費比率の割合は減少した。今後は、平成25年度決算において18.0%未満とする計画である。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担比率については、平成22年度に国営土地改良事業及び県営成田ほ場整備事業に係る債務負担行為を設定したことにより、債務負担行為に基づく支出予定額が大幅に増加した。一般会計等に係る地方債の現在高、公営企業債等繰入見込額は減少しているが、多額であるため、大幅な数値の改善が見込まれない。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
福島県鏡石町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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