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山形県大蔵村:特定環境保全公共下水道の経営状況(2016年度)

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経営比較分析表(2016年度)

収益的収支比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率総費用と地方債償還金の合計額に占める料金収入等の割合は、68%と低く一般会計からの繰入金なしに経営が成り立っていない。⑤経営回収率⑧水洗化率類似団体平均及び全国平均を下回る結果となっており、汚水処理に係る費用を使用料で賄われていない。その要因として料金収入の減少と維持管理費の増加が考えられる。今後も汚水処理に係る費用の増加が予想されるため、料金未納対策を行うとともに下水道未接続の方に対して接続を行ってもらうように今後も広報活動等により周知し水洗化率の向上に努めていく必要がある。⑥汚水処理原価類似団体平均及び全国平均を上回る結果となっており、有収水量に対して維持管理費等の増加によると考えられ、維持管理費に対して安定した有収水量を確保するためにも水洗化率の向上改善が必要である。

管渠改善率

老朽化の状況について

下水道供用開始から肘折処理区は33年、清水処理区は13年が経過しており、2処理区とも経年劣化が原因の修繕件数が増加している。今後施設や設備の更新を計画的に行い延命化を図る必要がある。

全体総括

経費回収率、水洗化率が低く、現状では適切な水準の料金収入に結びついていないため運営体制のあり方や今後の投資のあり方を見直す必要がある。広報やチラシ等で下水道事業を理解していただき、下水道加入率増加の推進を行っていく。

出典: 経営比較分析表,

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