事業・施設概要
| 都道府県 | 山形県 | 経営主体 | 大蔵村 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 簡易水道事業 | 会計適用区分 | 法非適用 |
| 類似団体区分 | D3 | 行政区域内人口 | 3,140人 |
| 現在給水人口 | 3,064人 | 給水区域面積 | 683ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率令和元年度においては開閉栓手数料の新設や修繕費用の抑制が図られた一方、有収水量の落ち込みに伴い料金収入が減となり、数値の大幅な改善には至らなかった。今後は維持管理費用の削減努力と併せ、住民の理解を得ながらの経営戦略見直しによる収益確保を図っていきたい。④企業債残高対給水収益比率令和元年度においては大規模事業として浄水場の整備工事が実施されたところであり、企業債借入額が増加した。と同時に料金収入の減も重なったため、類似団体に比べ数値が悪化することとなった。当該工事の完了後は大規模な建設事業は予定されていないため、以後の数値は緩やかに改善されるものと考えられる。今後は優先順位を明確にした修繕及び更新に努め改善を図っていきたい。⑤料金回収率緩やかな改善傾向にあるものの、一般会計繰入金への依存が続いている。近年は類似団体平均値を下回っている状況が続いている点を受け止め、給水原価の圧縮や料金徴収の徹底を推進していく。⑥給水原価類似団体平均値を上回っており、効率的な水供給の余地があると考える。経費削減や有収水量確保等の改善策をいま一度推進する必要があると考える。⑦施設利用率施設利用率は65%前後であり、類似団体に比べ施設能力の余剰は少なく済んでいる状況である。各施設の稼働記録の精査や近隣事業者との広域連携検討を通じ、現有の施設能力の十分な発揮、あるいは適切な設備投資について検討していきたい。⑧有収率類似団体平均値を下回っており、施設の稼動状況が収益に70%程度しか反映されていない。漏水防止の周知や無収水量の原因特定など、有収率改善の方策を検討していきたい。
老朽化の状況について
近年は道路改良に伴う水道管移設が断続的に実施されていることもあり、数値の推移にはばらつきがある。このような傾向は今後も続くと見込まれるが、いずれにおいても効果的な更新となるよう注意したい。計画的な管路の更新予定はないものの、施設については各種数値の分析を行い、適正な規模・能力の配備を行っていきたい。また、法改正による水道施設台帳及び固定資産台帳の整備を予定しているため、これらの活用によって計画的な施設及び管路の更新を図りたい。
全体総括
大蔵村の水道は地理・地形的な要件により、施設の集約や管路の効率化が困難であることから、ハード面での大幅な経営改善は見込みづらい。各種指標の分析と、整備予定である水道施設台帳等により、現有の施設や設備、管路の効果的な更新を実施しコスト削減に努める。また、一般会計繰入金への依存が常態化している現状を受け止め、維持管理費用の削減とともに財源確保に努めていく必要がある。令和2年度においては指定給水装置工事事業者に関する事務手数料収入を新設し財源確保に着手したが、今後は料金体系の改定についても住民の理解を得ながら検討していきたい。
経営状況
収支構造
総額7,564.2万円
総額5,455.4万円