山形県天童市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
平成22年度においては、単年度で0.616と、前年の0.661から下落したために、3ヵ年平均でも0.66まで下落している。平成22年度が下落した主な要因は、法人市民税、固定資産税等の基幹税目の下落により、基準財政収入額が約7%落ち込んだことによる。
財政構造の弾力性
平成18年から22年までの定員適正化計画に基づき、職員数が削減された事などによる人件費の削減や、起債抑制による公債費の減少等により、類似団体平均を下回っている。平成22年度は、普通交付税と臨時財政対策債の増もあり、前年比で2.6ポイント改善している。今後も義務的経費の削減に努め、現在の水準維持を目指す。
人件費・物件費等の状況
人件費の削減等により、類似団体平均を下回っている。平成22年度は、緊急経済雇用対策事業による賃金及び委託料の増、市有施設の耐震診断業務の実施や、日本脳炎の予防接種再開による定期予防接種委託料の増、任意予防接種の皆増などにより物件費等が前年比で増加したものの、職員数の減少や人事院勧告への準拠などによる人件費の減少により、前年を下回っている。
給与水準(国との比較)
給与体系の見直しと給与改定を適切に実施しており、類似団体平均を下回っている。今後、現給保障の対象となっている年齢層の大量退職を控えており、当該年齢層は給与水準が高いため、退職によってラスパイレス指数が下がることが見込まれる。
定員管理の状況
平成18年から22年までの定員適正化計画に基づき、普通会計では8.6%(37名)を削減し、類似団体平均を下回っている。昭和47年前後に新庁舎建築に伴って職員を大量に採用したが、今後、その年代の職員が大量退職を迎えるため、住民サービスを低下させることなくノウハウを引き継ぐよう計画的な職員採用を行いながら、より適切な定員管理に努める。
公債費負担の状況
過去からの起債抑制策により類似団体平均を下回っているが、今後も地方債発行額の抑制に努め、引き続き水準を抑える。また、平成22年度においては、臨時財政対策債の発行額が前年比で約4億8千万円の増加となったことも、比率が下がった大きな要因である。
将来負担の状況
平成22年度については、平成21年度から18.5ポイント改善した。その要因は、充当可能基金の増加(約6億8千万円)により改善し、公営企業会計繰入見込額(公営企業会計債に対するもの)の減少(約7億円)により改善した。そのほか、標準財政規模の増加(約3億9千万円)により改善している。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
給与体系の見直しと給与改定を適切に実施しており、人件費に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っており、今後も水準維持を目指す。平成22年度は、職員数については、前年度比3人の減、また人事院勧告に準拠した結果、基本給・その他の手当ともに減少し、人件費総額は前年対比で4.1%の減となった。また、退職者数の減少による退職手当の減や、職員に対する子ども手当の区分の見直しに伴い、児童手当・子ども手当が皆減となっている。
物件費
物件費に係る経常収支比率が類似団体平均に比べ高止まりしているのは、指定管理者制度の導入により業務の民間委託化を推進し、職員人件費等から委託料(物件費)へのシフトが起きているためである。このことは、物件費が上昇しているのに対し、人件費が低下傾向にあるという比率の推移にも現れている。平成22年度は、緊急経済雇用対策事業等により物件費としては増加しているが、扶助費等の増加をうけ、経常収支比率においては前年比で0.7ポイントの減となっている。
扶助費
扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均を下回ってはいるものの、生活保護費の増加などにより増加傾向にある。平成22年度は、生活保護費の増に加え、児童手当・子ども手当の支給に要する経費の増や、中学3年生までの医療費完全無料化の実施による医療給付事業の増により大幅な増加となっている。今後は、これらの財政を圧迫する事業の上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。
その他
その他に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、下水道会計や病院事業会計等の、公営企業会計へ多額の繰出があるためである。今後は公営企業会計の経営改善を促し、繰出金の削減を目指す。
補助費等
補助費等に係る経常収支比率は類似団体平均を下回ってはいるものの、今後は補助金制度の見直し等を行い、現状の水準を維持できるよう努める。
公債費
起債発行を抑制したことにより、公債費に係る経常収支比率は類似団体平均を下回ってる。今後も起債発行の抑制に努め、水準の維持を目指す。
公債費以外
公債費を除いた経常収支比率では類似団体平均とほぼ同じ値での推移となっている。このことから、本市の経常収支比率の減少は公債費の削減よる効果が大きいことが特徴と言える。近年は扶助費等が増加傾向にあることから、今後は、公債費の抑制に併せて人件費等の義務的経費の抑制に努め、現在の水準維持を目指す。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
単年度収支は、平成19年度以来、3年ぶりの赤字となったが、財政調整基金の取り崩しが少なかったため、実質単年度収支は2年連続で黒字となった。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
水道事業会計、一般会計については、適切な予算計上と予算執行により、黒字額を計上している。国民健康保険特別会計等の特別会計等については、適切な事業の運営と一般会計繰入等により、黒字額を計上している。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
公営企業債の元利償還金に対する繰入金については、主に都市計画公共下水道事業特別会計への繰入金が減少していることにより、減少傾向となっている。組合等が起した地方債の元利償還金に対する負担金等については、クリーンピア共立の施設整備に係る借入の償還が順次終了したことにより、毎年減少している。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
地方債現在高については、新規発行を抑制し、順調に減少している。公営企業債等繰入見込額についても同様に減少している。退職手当負担見込額についても、職員数の減等により減少している。充当可能財源等については、基準財政需要額算入見込額がやや減少しているものの、財政調整基金等の充当可能基金が平成21年度から引き続き増加している。結果として、将来負担比率の分子については、平成21年度から2年連続で減少している。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
山形県天童市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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