事業・施設概要
| 都道府県 | 宮城県 | 経営主体 | 栗原市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A4 | 行政区域内人口 | 62,635人 |
| 現在給水人口 | 60,291人 | 給水区域面積 | 42,783ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
【経常収支比率】人口減少に伴う給水人口及び給水戸数の減少により、健全経営の水準とされる100%を下回った。引き続き水道施設の統廃合による維持管理費の縮小などを実施し、費用の削減に努めていく。【企業債残高対給水収益比率】平成29年度の簡易水道事業統合で、企業債残高を引き継いで急増したが、企業債借入金の抑制により改善傾向である。今後も国庫補助金など企業債以外の事業財源を確保し、世代間負担の公平性を的確に見込みながら、企業債借入金抑制に努めていく。【料金回収率】及び【給水原価】地域の特性上、広い面積に老朽化資産が点在しており、維持管理に要する事業費用が給水収益で賄えられず、不足分は繰出基準に基づく一般会計繰入金等で補っている。給水人口の減に伴う有収水量の減により、給水原価も年々悪化しているため、今後、水需要に合った事業費用とするため、施設の統廃合による効率化と維持管理経費縮小に努めていく。【施設利用率】配水量が施設の配水能力を大きく下回っており、類似団体より低い水準である。今後の水需要減少を的確に見込んだうえで施設の統廃合をしていく。【有収率】漏水調査や老朽管路の更新を継続しているが、漏水しやすい未更新の老朽管路が多い現状である。類似団体より低い水準であることから、引き続き漏水調査や老朽管路の更新を行っていく。
老朽化の状況について
【有形固定資産減価償却率】類似団体より低い水準で、老朽化も平均より下回って見えるが、平成29年度の簡易水道事業統合により、既に減価償却した金額を控除した残存価格で引き継いだため、実際は償却が進んだ老朽化施設を数多く所有している。国庫補助金などの財源を確保し、計画的な更新をしていく。【管路経年化率】法定耐用年数を超える「栗原市更新基準」により更新しているため類似団体より高い水準である。今後も、優先順位を見極めて管路更新を行っていく。【管路更新率】類似団体より低い水準で、老朽化した石綿セメント管がまだ残っている状況にある。令和元年度から国庫補助事業を活用し更新率の向上と更新のスピードアップを図っており、引き続き継続していく。
全体総括
平成27年度に実施した水道料金の改定以降、経営状況は改善されているが、給水人口の減、節水意識の浸透などによる水需要の減により今後も給水収益は減少していくことが見込まれる。そして、平成29年度の簡易水道事業統合で、企業債残高と老朽化資産を引き継いだため、従前と比較して企業債償還や施設等の維持更新に多額の資金が必要となったこと、また近年の物価高騰の影響などから赤字決算となったことも踏まえ、水道事業運営の基本構想(指針)である「水道ビジョン(令和2年8月策定)」等の計画に基づき、水道施設の統廃合などを推進し、維持管理経費、投資費用の圧縮を図り、持続可能な水道事業運営の推進に努める。
経営状況
収支構造
総額21.8億円
総額22.0億円