北海道積丹町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(平成24年1月末現在41.52%)に加え、町内に中心となる産業がないため、財政基盤が弱く、類似団体平均を下回っている。平成16年からの事務事業について見直しを行い、行政の効率化を図っている。
財政構造の弾力性
公債費の減額等により昨年よりも8.2ポイント改善した。しかし、基本給の時限的削減率及び期末勤勉手当の回復、また、退職手当負担金の増などにより、なお類似団体平均より悪化しており、今後も経常一般財源を確保するとともに、義務的経費等の削減に努める。
人件費・物件費等の状況
前年度より1人当たり48,974円増額となり、類似団体平均をやや上回っている。この要因としては、人件費では保育所を直営で運営していること。物件費では学校等の施設が多いことが特徴である。また、一部事務組合の人件費や物件費等に充てる負担金を合計した場合、人口1人当たりの金額が増加するため、今後はこれらも含めた経費について、抑制していく必要がある。
給与水準(国との比較)
類似団体平均を下回っている。この要因は経常収支比率のとおり、人件費は前年比増となっているが、引き続き独自削減を実施している(平均10%削減)ためである。また、ラスパイレス指数に反映されない各種手当については、期末勤勉手当の支給率削減(国=4.15月→当町=4.00月)、同手当の役職加算率の削減(国=役職に応じて15・10・5%→当町=3・2・1%)などを実施している。
定員管理の状況
類似団体と比較して下位に属しており、行政効率は比較的高いものと考えられる。平成19年4月1日で70人の職員数は、平成22年には56人と大きく減少している。
公債費負担の状況
平成15年度に5億4千万円の繰上償還を実施し、公債費の抑制に努めてきた。前年比0.5ポイント改善し、今後も町財政の健全化に向け、起債発行に依存しない行政運営に努める。
将来負担の状況
類似団体平均を上回っているものの、既発債の償還終了など昨年から1.2ポイント改善した。今後も後世への負担を少しでも軽減するよう、新規事業の実施等について総点検を図り、財政の健全化を図る。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
ラスパイレス指数や人口1000人当たり職員数では概ね適正水準であるため、これらを反映した結果、歳出全体に占める人件費が多い状況にはなっていない。一方で、人件費に準ずる費用の分析を見ると、賃金や一部事務組合負担金のうち、人件費相当額が類似団体より高い水準となっている。今後は業務の委託化や一部事務組合に対して抑制を検討・実施する必要がある。また、市町村財政比較分析表のラスパイレス指数で記述しているとおり、職員人件費の削減を継続実施している。
物件費
基礎要因として小学校が4校あることに加え、直営の公衆浴場やうに種苗生産施設等により、物件費は他の類似団体よりも高い実態であったが、行財政改革の一環として、これら直営施設の休廃止により、経費抑制を図っている。
扶助費
町単独施策がほとんどないため、類似団体と比較すると低い状況にあり、今後も単独施策の実施は見込まれないため、この水準で推移すると考えられる。
その他
類似団体と比較して大幅に上回っているのは繰出金に要因がある。特別会計のうち、簡易水道事業と下水道事業での供用開始のための整備による公債費の支出、また国保事業でも人口に占める被保険者数が多いことなどから、類似団体を上回る繰出金を必要としている。今後もこの傾向が続くことが見込まれる。
補助費等
平成22年度は、国の地域活性化関連交付金を活用した団体等助成事業の増加により類似団体と比較して高い水準となったが、今後は、内訳のほとんどが一部事務組合への負担金であり、この大部分が人件費充当経費となっているため、微増傾向と見込まれるが、行財政改革の実施効果により類似団体と同程度の推移すると考えられる。
公債費
平成15年度に5億4千万円の繰上償還の実施などにより、公債費の状況については類似団体より低い水準となっている。大型事業を実施していないため、今後はなだらかな減少が続く見込みであるが、特別会計における公債費が高止まりしており、これを一般会計からの繰出金で措置する必要がある。
公債費以外
平成15年度以降、これまで類似団体と同水準であった事業費を、財政の健全化を図るため大幅な抑制を図り、類似団体を大きく下回る水準で推移してきた。22年度は、国の地域活性化関連交付金を活用した事業費が増高したが、今後は、一般・特別会計を含めて適正な事業の実施を図り、普通建設事業費の抑制に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
国民健康保険事業の累積赤字額の解消のために取り崩した基金の積み戻しを行ったことから、財政調整基金残高が改善復した。しかし、実質単年度収支が赤字となっていることからも、財政健全化に努める必要がある。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
平成22年度決算で国民健康保険事業の累積赤字額を解消したことにより、各会計での赤字額は発生しないこととなった。今後も、各特別会計の独自採算性の確保に努めるとともに、一般会計からの赤字補てんを行い財政の健全化を図る。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
一般会計における公債費償還額は、減少傾向となっているが、公営企業債元利償還金が高止まりしていることから、これにかかる一般会計繰入金の増加が見込まれている。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
財政健全化を優先とした普通建設事業費の抑制により、地方債残高は減少傾向となっていたが、平成22年度においては、学校耐震補強事業や地域情報通信基盤整備事業の実施により増加することとなった。将来の住民負担の軽減を図るとともに、適正な事業執行により財政の健全化を図る。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
北海道積丹町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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