国保東栄病院 農業集落排水施設 特定環境保全公共下水道 簡易水道事業(法適用)
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過疎化による人口の減少や全国平均を上回る高齢化率に加え、町内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、全国平均を下回っている。定員管理の適正化、地方税の徴収強化、必要な事業の選定等の取り組みを通じ財政基盤の強化に努めるとともに、緊急に必要な事業を峻別し、投資的経費を抑制する等、歳出の見直しを継続していく。
経常収支比率は、令和元年度は81.3%と大幅回復した。回復の要因としては、東栄医療センター特別会計が公営企業ではなくなり、繰出金が取りまとめ上経常経費ではなくなったことによる。平成26年度まで数年間行われた大型事業を推進した際に発行した地方債の元金償還が本格化の時期を迎えており、今後も医療センター・保健福祉センター(仮称)建設といった大型事業を予定しており多額の起債発行を見込んでいるため、公債費は増加するとみられている。それに備え事務事業の見直し、優先度を再度点検し、特に優先度の低い事務事業については縮小、廃止を進め、経常経費の削減に努める。
類似団体平均との比較では低くなっているが、物件費が年々増加傾向にある。施設の維持管理に指定管理者制度を導入しているが、利用収入が伸びていないことにより指定管理料が増加していることや各種情報システムの利用や保守にかかる経費が年々増加していることが要因として挙げられる。
類似団体との比較においては、大きく上回っている状況であるが、人口減少が進んでいるため数値としては上昇したものと思われる。人口減少が続いていることから適正な定員管理を推進していく必要がある。組織体制の見直しや業務の見直し・効率化等の対策をとる必要がある
過去の大型公共事業を行った際に発行した地方債の元金償還が本格化してきたため公債費が増加し、全国平均値より高い値となった。平成24年度から平成28年度にかけての大型事業等実施により発行した地方債の償還が続くため、比率の増加が見込まれる。平成30年度は新保育園建設が行われ、令和元年度及び2年度で防災行政無線の整備を行ったのち、医療センター・保健福祉センター(仮称)建設といった大型事業を計画しており、他の事業の取捨選択による地方債の発行抑制や減債基金の活用による財源の確保を行っていく必要がある。
将来負担比率については、前年度廃止した東栄病院特別会計の清算金を財政調整基金に積み立てたことにより、負担額はなくなった。ただし、一時的なものであると考えており、防災行政無線整備に多額の起債を発行したことや医療センター・保健福祉センター(仮称)建設に関しても多額の起債を予定していることもあるため、今後また負担が生じると見られる。
昇給や中途退職の増などにより前年度から上昇する結果となった。依然として全国平均及び県平均に比べ低い水準で、今後も定年退職者の増や人員確保のための新規採用により低下する見込みである。現在、中途採用の募集などにより年齢構成の平準化による定員管理の適正化を行っているため、引き続き取り組みを進めていく。
類似団体平均、全国平均及び県平均より低く、前年度比で3.2ポイントの減となった。各種経費の削減などを進めて抑制に努めているが、5年間で推移をみると高止まり傾向である。
類似団体平均より低い水準ではあるものの、前年より下降している。今後、高齢者人口は減少傾向となる見込みだが、ひとり世帯の増加をはじめニーズは増加することも予測されるため、事業費等の精査により適正な執行に努めていく。
今年度については前年度0.8%減少し4.0%となった。決算額全体が多額だったため占める割合が低くなったことが要因であると見られるが、その他のうち、半分近くを住民情報系システム、戸籍電算化システムに係る経費が占めており、今後も制度の高度化、多様化によるシステム経費の増加に対応するための財源を確保する必要がある。
会計廃止により東栄病院運営にかかる費用がカウントされなくなったため前年よりも大幅低下したが、相変わらずゴミ処理、介護認定、し尿処理等の業務、情報通信(地デジ及びインターネット回線)施設運営に係る一部事務組合への支出及び広域消防への支出が高額であり、これらの費用の大幅な削減は難しく、例年、類似団体、全国及び県平均を上回っている。介護保険事業の東三河広域連合への統合など広域化に伴う負担金の支出は増え、今後もごみ処理や情報通信にかかる費用の増加が予想され他の費目での歳出抑制を行うほかない。
平成24年度からの小学校建設事業、とうえい健康の館整備事業等の大規模事業において発行した地方債の償還が本格化したことや、継続してきた統合簡易水道建設にかかる地方債の償還の開始があったことが公債費が増加した主な要因となっている。保育園建設により借入を行ったことや防災行政無線整備のために借入していること、医療センター・保健福祉センター(仮称)建設のため借入を予定していることもあり、今後数年間は増加していくことが見込まれる。
前年度に比べ低下したのは、病院事業に対する運営負担が会計廃止によりカウントされなくなったことによる。しかし、ゴミ処理、介護事業、し尿処理等の業務、情報通信(地デジ)施設運営、広域消防等各事務の広域化が進む中で、その支出が高額であり、これらの費用の大幅な削減はないことが要因となっている。
(増減理由)東栄病院を運営していた特別会計が廃止され、その清算金を財政調整基金に積み立てたことが底上げし増加の要因である。(今後の方針)医療センター・保健福祉センター(仮称)建設を予定しており、その際に多額の財源が必要となるため、特目基金及び財政調整基金の取崩が生じるため、大きく減少する見込みである。
(増減理由)東栄病院を運営していた特別会計が廃止され、その清算金を財政調整基金に積み立てたことが増加の要因である。(今後の方針)医療センター・保健福祉センター(仮称)建設を予定しており、その際に多額の財源が必要となり財政調整基金の取崩が生じるため、大きく減少する見込みである。
(増減理由)当初予算では取崩を予定していたが、他の財源で目途がついたため取崩を行わなかった。(今後の方針)今後も元利償還額が上昇していくため、他の事務事業に影響を及ぼさないように取崩など活用を予定している。
(基金の使途)病院施設整備や庁舎建設、住宅整備といった必要な公共施設の整備時が必要な場合に限り取り崩しを行うこととしている。(増減理由)高齢者いきいき健康増進施設積立金についても、取り崩し額が積立額を上回り減少となった。(今後の方針)病院整備を予定しており、その際には関係基金の取り崩しを行う予定である。
大型事業を行った際に多額の町債を発行しており、また、税収などといった自主財源となる歳入も年々減少傾向である状況であるが、償還が進んできたこともあり債務償還比率については類似団体平均程度となった。ただ、この状況は短期的なものであり、今後も庁舎などといった大型事業が控えているため、今後は平成30年度以前程度の値で推移するのではないかと思われる。
将来負担比率については、国民健康保険東栄病院特別会計廃止に伴う清算金を財政調整基金に積み立てたため、数値が生じなくなった。実質公債費比率については、先述の大型事業時に発行した町債の元金償還が開始されたことなどから、平成30年度と比較し0.6ポイント増の9.0%となった。今後、医療施設や庁舎の建設やインフラ施設の更新等のほか防災行政無線整備といった多額の費用を伴う事業が予定されていることから、事務事業の見直し及び経常経費の更なる削減と計画的な基金積立てによる財源確保を行っていく必要がある。
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