経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率職員給与費の減少等に伴い費用が抑えられたため前年度と比較し数値が上昇しました。しかし、使用料収入の不足分を一般会計からの繰入金に依存していることから、公共下水道への接続等を検討していきます。⑤経費回収率①と同様の理由で汚水処理費が減少したことにより数値が上昇しました。⑥汚水処理原価施設管理委託料が前年度に比べ安価になったことから微減しました。⑦施設利用率当該年度は前年度と比較して汚水処理量が減少したため数値が若干ではありますが数値が下降しました。⑧水洗化率区域内人口が減少したことに伴い、前年度と比較して若干ではありますが数値が下降しました。
老朽化の状況について
当町の農業集落排水施設は、設置後の経過年数が処理場が約10年、管きょについては約15年と比較的新しい状態にありますが、処理場については5年後から10年後に大規模な改修が見込まれます。
全体総括
当町の農業集落排水事業は、平成17年度に整備が完了し、施設の維持管理が主たる事業となっています。今後においては、経営の面では使用料収入の増加は見込めず、汚水処理費の削減も厳しいものと考えられます。処理場等の施設については、老朽化対策も必要となってくることから、ストックマネジメント計画などを策定し、計画的に施設の更新を図っていくと共に、公共下水道に転換するなど抜本的な改革も検討していきます。