収益等の状況について
新型コロナウイルス感染症の影響もあり利用者数が伸びず、前年度比で他会計補助金に大きく依存する結果となり、類似施設平均値に近づいている。特に人件費率が80%を超えており、収益性は低い状況にある。
資産等の状況について
施設の資産価値40,763千円に対し、設備投資見込額は33,000千円となっている。施設の老朽化が進んでいることから、今後更新のための設備投資が見込まれる。
利用の状況について
新型コロナウイルスの影響もあり、宿泊者数が減少している。サービス内容や料金体系の見直し等を図り、宿泊需要の取り込みを図る必要がある。
全体総括
類似施設と同様に他会計補助金への依存度が高くなってきており、今後も新型コロナウイルスの影響による外出控え、施設老朽化に対する設備投資など、収入減と経費かかり増しの要因が多くあるため、単年度収支の悪化の恐れがある。他会計補助金の負担を増やさないためには、売上のうち利益率の高い宴会の利用者の増と人件費等の経費節減などにより、効率的な運営体制の構築を図るほか、民営化も手段の一つとして検討する。