経営の健全性・効率性について
収益的収支は昨年度は40%台となったが本年度は減少してしまった。原因として施設利用率が低いことと修繕費等の維持管理費が増大したこと、水洗化率に関しては若干の増加になったが全体的な処理人口は減少しており、その為施設利用率が下がっている。今後は汚水処理原価に係る施設の経年劣化等による維持費の増加が見込まれる。対策としては施設維持費の計画的出資、水洗化率の向上、そして使用料の根本的な改定が必要であると考える。
老朽化の状況について
本施設は稼動から15年がすぎ処理施設の老朽化が目立ってきており今後も老朽化等による修繕費等が増大していくと予想される為、ストックマネジメント等により現況調査を行い頻度の高い所を優先的にそして計画的に修繕していくことで長寿命化を図りたい。
全体総括
現在の農業集落排水施設はH15年度から稼動し約15年経過している状況である、老朽化に関しては今後必要となるのでストックマネジメント等により調査し計画的な補修をしていく必要がある。水洗化率が此処に来て横這いになっているので今後は接続推進を積極的にしていき、適切な時期に使用料金の改定を行い、経営改善を図る必要がある。