札幌市:公共下水道

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経営比較分析表(2015年度)

経営の健全性・効率性について

経営の健全性・効率性の数値に関しては、おおむね良好な値を保っております。③流動比率については、昨年度より好転いたしましたが、類似団体平均値に比べて低くなっております。ただし、翌年度に償還する企業債を除いた流動比率は、200%を超えており、経営の健全性に問題ないと考えております。また、⑤経費回収率も類似団体平均値に比べて低くなっておりますが、100%を超えていることから、経営の健全性に問題はないと考えております。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率が類似団体平均値と比べて高くなっておりますが、これは下水道施設(特に機械・電気設備)の長寿命化を図っていることによるものと考えております。また、②管渠老朽化率は類似団体平均値と比べて低くなっておりますが、本市の場合、昭和40年代から50年代に集中的に下水道の整備を進めており、その際に整備した管路が、今後、標準耐用年数を超えていくことから、管渠老朽化率は高くなっていき、管路の老朽化が進んでいくことになると考えております。また、③管渠改善率が類似団体平均値と比べて低くなっておりますが、今後、施設の老朽化が進んでいく見込みであることから、可能な限り長寿命化を図りながら、下水道施設の更新を増やしていく必要があるものと考えております。

全体総括

現在の下水道事業の経営の効率性・健全性はおおむね良好であると考えておりますが、今後、下水道施設の老朽化が進んでいくことから、施設の更新費用等が増大し、経営の効率性・健全性を悪化させる恐れがあると考えております。そのため、本市下水道事業では「下水道改築基本方針」を定め、施設の適切な維持管理に努めながら、可能な限り長寿命化を図った上で、計画的に施設の改築等を進めてまいります。また、平成28年度~32年度の事業計画と財政計画を定めた「札幌市下水道事業中期経営プラン2020」では、「下水道改築基本方針」の考え方を反映させ、施設の老朽化対策に係る維持管理費や建設事業費を増額いたしました。

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