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地方財政ダッシュボード

熊本県嘉島町の財政状況(2012年度)

🏠嘉島町

地方公営企業の一覧

簡易水道事業 公共下水道


収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2012年度)

財政力指数の分析欄

企業の進出による法人町民税の伸びも平成20年をピークに連続して低下しており、0.68となっている。今後も、企業誘致や土地区画整理事業を実施し、定住促進による人口増加等を図り、歳入の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

定員管理に伴う人件費の削減等により78.5と類似団体を下回っているが、今後も職員採用の抑制等、行政改革への取り組みを通じて義務的(経常的)経費の削減に努め、現在の水準を維持する。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体と比較して、人件費・物件費等の額が下回っている要因として、ゴミ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っていることがあげられる。一部事務組合の人件費・物件費に充てる繰出金といった費用を合計した場合、人口1人当たりの金額は大幅に増額することになる。今後はこれらを含めた経費について、抑制していく必要がある。

ラスパイレス指数の分析欄

従来から「高卒程度」の採用試験を実施していることで、採用者の大半を占める大卒者の初任給が抑えられており、特別昇給の運用開始も遅かったため類似団体を下回っている。また、管理職手当も平成19年度には定額化した。今後も給与の適正化に努めていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

新規採用職員抑制策により類似団体を下回っている。今後も事務の効率化や組織の見直し等で職員数の削減に努める。

実質公債費比率の分析欄

過去からの起債抑制策により類似団体を下回っているものの、公共下水道事業や運動公園事業等で今後も起債発行が見込まれることから、緊急性や住民のニーズ等を的確に反映した事業の選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

類似団体を下回っている。おもな要因として、過去からの起債抑制策により地方債残高が比較的少なく、普通交付税の増額に伴う標準財政規模の増、財政調整基金及び公共施設整備基金の積立による充当可能基金の増額等が挙げられる。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2012年度)

人件費の分析欄

類似団体と同程度に推移している。本町はゴミ処理施設や消防業務を一部事務組合で行っており、一部事務組合の人件費に充てる負担金や公営企業会計の人件費に充てる繰出金といった人件費に準ずる費用を合計した場合、人口1人当たりの金額は大幅に増額することになる。今後はこれらも含めた経費について抑制していく必要がある。

物件費の分析欄

類似団体と比較すると、物件費に係る経常収支比率が僅かに低くなっている。これは、各種施設が少ないことが挙げられる。今後は文化施設や運動公園等の施設を整備することから増加することが見込まれるため、各種施設において適正な運営管理を行っていく必要がある。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率が類似団体の平均を上回っているのは、児童数の増加による保育所児童措置費扶助、児童手当扶助、子ども医療費扶助の額が膨らんでいることが挙げられる。今後も企業誘致や土地区画整理事業により税収増加を図り、歳入の確保に努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は類似団体と同程度に推移している。繰出し金も増加傾向にあるため、下水道事業においては、接続率を増やすことで使用料を確保し、国民健康保険事業においても保険料の適正化を図ることなどで、税収を主な財源とする普通会計の負担を減少させるように努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は類似団体と同程度に推移している。今後も補助金等に関しては状況を見ながらあり方等の検討分析を行っていく。

公債費の分析欄

過去からの起債抑制策により現在のところ類似団体を下回っているものの、文化施設整備事業や運動公園整備事業等に今後も起債発行が見込まれることから、他事業においては緊急性、住民のニーズを的確に把握した事業の選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経費に係る経常収支比率が類似団体平均を僅かながら下回っているのは、扶助費以外の経費のほとんどが類似団体を下回っているためであり、今後物件費等の増加が見込まれることから歳入の確保に努めるとともに、事務の効率化等の経常経費の削減に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2012年度)

分析欄

財政調整基金については、今後の事業に備え実質収支額にかかわらず積み立てを行っている。実質収支については、10%程度であるが、実質単年度収支については6%を下回った。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2012年度)

分析欄

以前から特別会計を含め黒字が続いているが、国民健康保険特別会計の標準財政規模灯で前年の半分以下に減少した。今後は、医療費の抑制や保険税の見直しも視野に入れた対策を講ずる必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

元利償還金の額は増加しているものの、算入公債費も増加しており、今のところ比率も低い状況であるが、町内全域への下水道整備に向け、公共下水道事業会計の起債償還額も増加しており、公営企業債の元利償還金に対する繰入金は、今後も更に増加する見込みである。今後も起債発行が見込まれる事業も複数あり、比率は増加する見込みであるため、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

現在、将来負担比率はマイナスであるが、公共下水道事業会計の起債の償還は増加しており、新規事業等に伴う一般会計等に係る地方債残高も大幅に増加する見込みであり、比率は上昇していく見込みである。今後は起債に大きく頼ることのない財政運営に努め、公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め財政の健全化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,