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収益的収支比率企業債残高対事業規模比率経費回収率汚水処理原価施設利用率水洗化率 |
経営の健全性・効率性について収益的収支比率は、施設の老朽化に起因する修繕料が増加したことにより、一般会計からの基準外繰入金が増加したため増加している。企業債残高対事業規模比率については、施設の長寿命化計画に基づき、更新等整備工事を実施したため、新たな借り入れがあり増加している。経費回収率については、使用料収入の減少及び営業費用の増加により減少している。汚水処理原価については、接続件数の微増加はあるが人口の減少や節水型設備の普及により処理水量は減少しており、また、離島・海岸半島部という地理的要因もあって維持管理費用等も高水準であるため増加している。施設利用率については、ここ数年横ばい状態が続いている。水洗化率については、接続件数の微増加はあるが人口の減少により前年度と同程度である。現状では、経費のうち使用料収入で賄えない部分について、一般会計からの基準外繰入を行っている状況である。今後の使用料金の改定予定については、現在他市と比較して高料金となっており、利用者に更なる負担を求めることは当面困難と考えている。 |
管渠改善率 |
老朽化の状況について管渠改善率については、供用開始からもっとも古い施設で26年を経過しているが、法定耐用年数を経過するまでには期間があり、改修計画の見直しや大規模な修繕改修の予定はしていない。しかし、海岸部にある管渠施設の設備・機器については、塩害等による早期の老朽化が予想されるため長寿命化計画に基づき、更新・整備に着手しており、適正な点検・維持管理に努めている。 |
全体総括今後も人口減少が主な要因となり、使用料収入の減少や施設利用率の低下が懸念されている。しかし、事業の広域化、管路延伸による区域の拡大は離島・海岸半島部に点在しているため、今後も困難な現状である。使用料金については、20㎥当り津島地区が5,500円、遊子地区が4,884円と他市に比べて大変高い料金設定を導入しており、利用者に更なる負担を求める改定は当面困難である。また、地区住民にとっては生活環境を維持し快適な市民生活を送るために必要不可欠な施設であり、今後も安定的にサービスを提供する必要がある。施設及び設備の老朽化対策については、R3年度から長寿命化計画に基づき、効率的で適正な更新等に着手している。なお、未接続の世帯に対しても、接続による地域環境の改善に理解を求めるなど普及・啓発活動の推進を行い使用料の増収に努めるとともに、随時点検等を細かに実施することで費用発生の抑制を図り、今後も更なる経費削減に努める。 |
出典:
経営比較分析表
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