山口県周防大島町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
人口の減少や全国平均を上回る高齢化(平成23年3月末47.3%)の進展は基幹産業である農林漁業の振興に深刻な影響を及ぼすなど、依然として財政基盤が弱く類似団体の中でも最低となっている。人口減少社会に対応した将来にわたり持続可能な財政運営を維持するため、財政健全化計画に基づき町税等の収納率向上や町有財産の活用等の自主財源の確保に努める。
財政構造の弾力性
新規発行地方債の抑制や任意の繰上償還(きらめき資金)の取り組みによる公債費の削減や定員適正化による人件費の削減、また、普通交付税(5.8%増)や臨時財政対策債(19.7%増)の増額により前年度より6.3ポイント下がっている。しかしながら、依然として類似団体平均を1.2ポイント上回っている。今後、より一層の行財政運営の効率化を図り、PDCAサイクルに基づく事務事業の点検・見直し、事業選択や補助金の効率的運用等により経常経費の削減に努める。
人件費・物件費等の状況
人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を上回っているのは、人件費及び物件費が要因である。人件費は定員適正化計画に基づき引き続き職員数を削減するとともに、民間でも実施可能な部分については、指定管理制度の導入などにより委託化を進め、コストの低減に努める。物件費については、備品購入費が類似他団体平均を著しく上回っているが、これは、教材用パソコン購入及び中学校屋内運動場改築事業に係る備品購入費等の臨時的経費が増加要因の一つである。今後、事務事業の効率化を図り、行政コストの低減に努める。
給与水準(国との比較)
類似団体平均を1.8ポイント上回っているが、人件費は合併後、年3~5%の削減を続けており、今後も人件費の総枠抑制に努めるともに、地域の給与水準の状況を踏まえて適正化を図る。
定員管理の状況
合併前の職員数をそのまま承継しており定員適正化計画により職員数の削減を図った結果、計画以上の削減が進んでいる状況であるが、依然として類似団体平均を1.54人上回っている。今後も定員適正化計画に基づき職員数の削減に努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率は、平成19年度から実施した公的資金補償金免除繰上償還等により徐々に改善され、起債許可団体基準を下回ったものの、依然として類似団体平均を上回っている。合併に伴う大型事業が完了し、今後、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択を行い、新規発行の抑制に努める。
将来負担の状況
新規発行地方債の抑制による地方債残高の減や、普通交付税、臨時財政対策債の増額に伴う標準財政規模の増、財政調整基金の積立による充当可能基金の増により、前年度より22ポイント下がっている。しかしながら、依然として類似団体平均を大幅に上回っている。主要な要因としては、合併前の旧町における地方債残高が多いことがあげられる。今後も後世への負担を少しでも軽減するよう新規事業の実施についても総点検を行い、交付税算入率の低い地方債の借入を抑制する。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
第1次定員適正化計画で、平成18年度から22年度までの5年間で41人(11.0%)の職員数を削減する数値目標を掲げ、職員数の削減を行っており、類似団体平均を2.1ポイント下回っている。今後も定員適正化計画に基づく定員管理に努める。
物件費
行財政改革等による経常経費の削減等により、類似団体平均を1.5ポイント下回っている。今後も引き続き事務事業の見直しを行い、経費の削減に努める。
扶助費
社会福祉費の障害者自立支援給付費事業の介護給付費・訓練等給付費の増加及び子ども手当の皆増により、前年度より0.2ポイント上がっているが、類似団体平均を0.5ポイント下回っている。
その他
その他に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、繰出金の増加が主な要因である。平成19・22年度に簡易水道の料金改定(平均11%・2.6%増)、平成20年度に各下水道の料金改定(平均11%増)を実施したが、依然として簡易水道事業、下水道事業等の特別会計への繰出金が多く、また、全国平均を上回る高齢化の進展による後期高齢者療養給付費等負担金が増加するなど、類似団体平均を3.8ポイント上回っている。今後とも、簡易水道事業及び下水道等の事業については、維持管理経費の節減及び料金改定を実施するとともに、健康増進事業の更なる推進による医療費の抑制に努める。
補助費等
交付税の不採算病院分の要件緩和に伴う公営企業局企業会計(病院)への補助費の増及び一部事務組合である柳井地区広域消防組合の消防通信指令システム工事に伴う負担金の増により、補助費の経常収支比率が類似団体平均を1.3ポイント上回っている。
公債費
新規地方債発行の抑制及び平成19年度から3年間で実施した公的資金補償金免除繰上償還等により、地方債残高の削減を行っているが、合併前の旧町の地方債を引き継いだことにより、依然として公債費の経常収支比率は類似団体平均を0.2ポイント上回っている。
公債費以外
公債費以外の経常収支比率が、類似団体平均を上回っているのは、人件費が職員数の削減により類似団体平均を2.1ポイント下回っているが、簡易水道事業や下水道事業等の特別会計への繰出金が3.8ポイント上回っていることが主な要因である。今後とも定員適正化計画に基づく定員管理及び特別会計の健全化に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
○財政調整基金残高平成21年度繰越事業である国の地域活性化臨時交付金による事業実施により剰余金が生じ基金残高が増加した。○実質収支額概ね標準財政規模の3~5%程度が望ましいとされているが、平成22年度は国の地域活性化臨時交付金の影響で特定財源が伸びたことにより8.71%となった。○実質単年度収支平成22年度は普通交付税が伸びたこと及び国の地域活性化臨時交付金の影響で、基金残高が増加し、9.40%となった。○今後の対応税収の伸びが期待できないことから、財政調整基金を活用しながらの財政運営となる。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
○現状一般会計及びすべての特別会計で赤字が生じていない。○今後の対応今後とも各会計で適切な財政運営、企業経営を行っていく。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
○元利償還金補償金免除繰上償還は平成21年度で完了したため、減少傾向にある。○公営企業債の元利償還金に対する繰入金公営企業特別会計(病院)及び簡易水道事業特別会計の補償金免除繰上償還により、元利償還金が減少傾向にある。○実質公債比率の分子元利償還金と公営企業債の元利償還金に対する繰入金の減少に伴い、低下傾向にある。○今後の対応起債許可団体基準を下回っているが、今後とも、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択を行い、新規発行の抑制に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
○一般会計等に係る地方債現在高合併に伴う大型事業が完了し、地方債が減少傾向にある。○公営企業債等繰入見込額公営企業特別会計(病院)及び下水道特別会計の地方債残高が増加傾向にあり、これに伴い償還に対する繰出しも増加している。○将来負担比率の分子公営企業債等繰入見込額は増加傾向にあるが、一般会計等に対する地方債現在高及び退職手当負担見込額が減少したため、減少傾向にある。○今後の対応早期健全化基準未満であるが、今後とも緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択を行い、新規発行の抑制に努める。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
山口県周防大島町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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