事業・施設概要
| 都道府県 | 広島県 | 経営主体 | 三次市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 50,852人 | 現在処理区域内人口 | 6,218人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 5,512人 | 現在処理区域面積 | 359ha |
| 晴天時現在処理能力 | 3,177m³/日 | 下水管布設延長 | 225km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
農業集落排水事業は,経常収支比率が100%を上回っているため,収益性に問題はありませんが,独立採算を原則とする公営企業でありながら,収益の大部分を一般会計からの補助金に依存しているため,健全な経営状況であるとはいえません(使用料収入:129百万円,一般会計補助金:268百万円(基準内:186百万,基準外:82百万))。適使用料の改定や普及促進活動による接続率の向上,経費の見直し等の取り組みより,経営の健全化を図るとともに,基準外繰入の削減を早急に行わなければなりません。流動比率は,全国平均,類似団体平均と比べ低い水準にありますが,これは保有する現金預金等の流動資産に比べ,単年度の企業債償還額が大幅に上回ることによるものです。しかしながら,現行の財政制度においては,資本費平準化債を活用することが出来るため,単年度の支払に不足が生じることはありません。企業債残高対事業規模比率は,全国平均のみならず類似団体平均とも大きくかけ離れた状況です。直ちに解消できるものではありませんが,前述した使用料の改定等の経営の健全化を図るなかで,資本費平準化債の発行を抑制するなどし,改善を図らなければなりません。経費回収率や汚水処理原価は,経営の健全化の過程において,改善されていく見通しです。施設利用率は,低い水準ではありますが,全国平均や類似団体平均と同程度の水準です。今後は,施設の統廃合等を検討し,利用率の改善を図らなければなりません。水洗化率は,全国平均や類似団体平均をやや上回っていますが,経営の健全化の観点から普及促進活動を行うことにより,100%に近づけていかなければなりません。
老朽化の状況について
農業集落排水事業は,昭和63年から管渠整備に着手し,平成4年に供用を開始しているため,管渠・管路はさほど老朽化が進んでいません。施設については,機能強化対策計画に基づき,効率的に老朽化した施設の更新に努めています。
全体総括
農業集落排水事業は,既に面整備を完了しており,今後は,人口減少に伴う使用料収入の減少や,老朽化した管路・施設の維持管理費の増大が見込まれます。以上のことから,経営の健全化は喫緊の課題であると認識し,令和2年度は次の二つの取り組みを行いました。一つは,『三次市下水道使用料等検討委員会』を設置し,適正な使用料のあり方についての検討を始めたことです。これは,令和3年度中に意見の取りまとめが行われる予定です。もう一つは,企業会計の導入により,長期的な財政指標の算出が容易となったため,それを活用し『三次市下水道事業経営戦略』を改定したことです。これらに基づき,経営指標を改善するとともに,持続可能な事業の確立をめざしていきます。
経営状況
収支構造
総額6.2億円
総額6.2億円