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奈良県奈良市:特定環境保全公共下水道の経営状況(2019年度)

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経営比較分析表(2019年度)

経常収支比率

収益的収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

経常収支比率及び経費回収率は、令和元年度は汚水処理費の減により数値が向上し、類似団体平均を上回っている。累積欠損金が類似団体と比較しても高い比率であり、流動比率も100%を大きく下回り、依然として厳しい経営状態が続いている。企業債残高対事業規模比率は類似団体に比べ低く、事業規模の割に企業債残高が少ない。汚水処理原価は汚水処理費の減により大きく減少しており、類似団体平均も下回った。施設利用率は前年度までは流域下水道の処理水量を含んだ値を計上していたが、今年度より流域下水道を除いた値とした結果、類似団体平均並みの数値となった。水洗化率は類似団体に比べ高く、普及率も90%を越えており、現在も水洗化率は増傾向にある。順次整備を進めてきた成果である。

有形固定資産減価償却率

管渠老朽化率

管渠改善率

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率は類似団体に比べ低いが、これは、平成26年度に法適化した際に残存価額を帳簿原価として計上したためである。法定耐用年数を経過した管渠はなく、更新等も行っていない。

全体総括

非常に厳しい経営状態が続いているが、令和2年5月より使用料改定を行ったため、使用料収入の増が見込まれ今後の経営状態は改善されると思われる。今後必要になると考えられる施設・管路の老朽化に対応するためには計画的に事業を進める必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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