事業・施設概要
| 都道府県 | 兵庫県 | 経営主体 | 丹波市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D2 |
| 行政区域内人口 | 66,539人 | 現在処理区域内人口 | 24,799人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 24,165人 | 現在処理区域面積 | 1,433ha |
| 晴天時現在処理能力 | 16,800m³/日 | 下水管布設延長 | 294km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
平成27年度から地方公営企業法を適用した企業会計へ移行した。①経常収支比率は、類似団体平均と100%を下回り、経常収支で赤字となっている。②累積欠損金比率は、類似団体平均を下回っているが0%でないため、経営改善に向けた取組みが必要である。③流動比率は、類似団体平均を大きく上回っているが、100%は下回っている。企業債償還のピークを迎え、流動負債が大きいことが要因である。④企業債残高対事業規模比率は、類似団体平均を大きく下回っている。一部の区域で、公共下水道施設により処理しているためである。今後、悪化させないためには、長寿命化計画による改築更新時に、更新コストの削減並びに平準化に向けた計画的な取り組みが必要である。⑤経費回収率は、類似団体平均より上回っているが、100%を下回っており、使用料で回収すべき経費を賄えていない。⑥汚水処理原価は、類似団体平均をやや下回っているが、引き続き経費削減に向けた取組が必要である。⑦施設利用率は、類似団体平均より高いが、今後、人口減少によりさらなる低下が見込まれるため、施設更新時には、適切なスペック等の検討が必要である。⑧水洗化率は、類似団体平均より高く、100%近くとなっている。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、平成27年度から法適化により償却を開始したところで、類似団体平均より大きく下回っている。②管渠老朽化率、③管渠改善率は、ともに算定されず、類似団体平均と比べて下回っている。特定環境保全公共下水道の管渠延長は294kmを有し、その改築更新については、平成50年頃より順次耐用年数を超過していくため、計画的な改築更新に向けて財源確保等に取り組む必要がある。
全体総括
現状は、汚水処理原価が類似団体平均よりはやや低いものの、料金収入で100%賄えておらず、経常収支で赤字となっており、経営改善が必要となっている。丹波市の下水道事業は、公共下水道に加え、特定環境保全公共下水道、農業集落排水、コミュニティ・プラントの各処理場を合わせ35処理場と管渠延長約730Kmを有している。そのほとんどが平成元年から14年度に整備が集中しており、法定耐用年数が経過する平成50年度頃から改築更新に伴う費用が増大していくとともに、人口減少に伴う料金収入が落ち込んでいくことが予測されることから、安定経営に向けて、丹波市下水道事業中期ビジョンに基づく処理場の統廃合、施設の長寿命化や不明水対策の実施により維持管理経費及び改築更新コストの削減に取り組む必要がある。
経営状況
収支構造
総額15.5億円
総額16.2億円