兵庫県：リハビリテーション西播磨病院の経営状況（2017年度）

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経営比較分析表（2017年度）

地域において担っている役割

地域の医療機関等で対応困難な高度・専門的なリハビリ医療を提供するとともに、圏域リハビリテーション支援センターを支援し、地域包括支援センター等との連携による地域リハビリテーションシステムの構築を推進している。また、西播磨圏域の認知症疾患医療センターとして、鑑別診断やかかりつけ医の研修、専門医療相談等を実施するほか、医療連携協議会の開催等により、かかりつけ医や地域包括支援センター、行政機関との連携を推進している。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者１人１日当たり収益

外来患者１人１日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

(1)収益の確保病床利用率は95％以上を維持できており、経常収支比率では、黒字を示す100%を確保し、累積欠損も無いなど、健全経営を続けている。平成28年度に導入したSPECT（核医学装置）の運用を開始し、認知症、脳卒中、高次脳機能障害及びﾊﾟｰｷﾝｿﾝ病等の患者に対するﾘﾊﾋﾞﾘ医療の充実を図っている。また、「体制強化加算１」と「認知症ケア加算１」の施設基準を新たに取得し、算定を開始している。(2)安定的な患者確保回復期ﾘﾊﾋﾞﾘﾃｰｼｮﾝ病棟では、効果的なﾘﾊﾋﾞﾘﾃｰｼｮﾝの提供とｱｳﾄｶﾑ評価の実施により入院患者の早期の機能回復、早期退院の一層の推進を図っている。早期の退院支援計画の策定や、多職種によるﾘﾊﾋﾞﾘﾃｰｼｮﾝの効果向上への取組、入院時の急性期病院及び退院時の介護事業者等との連携、全県から脊髄損傷患者等重症患者の積極的な受入を行っている。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

１床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

当院は平成18年7月に開院した施設であるため、有形固定資産減価償却率は類似病院平均と比べて低く、有形固定資産は比較的に新しい。引き続き、施設の老朽化に備えるとともに、最新の医療を提供していくため、計画的な施設整備を推進する。

全体総括

これからも、ﾘﾊﾋﾞﾘの中核病院として、医療水準の向上を図るための研究を進めるとともに、地域との医療連携のもとで神経難病患者や脊髄損傷等の重度障害者等を積極的に受け入れ、高度で専門的なﾘﾊﾋﾞﾘ医療を提供していく。現在の病床利用率や診療報酬改定に対応した施設基準を維持しつつ、検査等の診療報酬を着実に増やし、ｾﾗﾋﾟｽﾄ等の人員を安定的に確保してﾘﾊﾋﾞﾘ実施単位数を増やすこと等により安定した経営に努めていく。

出典：経営比較分析表,

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