滋賀県甲良町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
類似団体平均を上回っているが、全国市町村平均、県内市町村平均を大きく下回っている。本町は元来から自主財源に乏しく、依存財源に頼った財政運営を行ってきたところである。今後は企業誘致の推進による税収の確保や、需要では新規発行債の抑制に努めるなど比率の上昇を図りたい。
財政構造の弾力性
前年度を4ポイント下回り改善が図れたが、類似団体では最下位、全国市町村平均・県内市町村平均を依然大きく上回っている。これは、歳入では町税で法人税の回復により約24百万円の増、普通交付税が約95百万円の増、臨時財政対策債が約59百万円の増となるなど経常収入全体で約1億74百万円の増となった。これに対し歳出の経常経費では、人件費で約49百万円、物件費で約26百万円の削減が図れたが、扶助費で約15百万円、公債費で約30百万円、繰出金で約36百万円それぞれ増額となり、全体では約66百万円の増額となったことが比率が減少した要因である。財政健全化計画では平成23年度までに90%以下にする目標を掲げていることから、今後も引き続き歳入確保及び歳出削減に努めることとしている。
人件費・物件費等の状況
本町の前年度決算と比較すると4,059円の増で微増であるが、全国市町村平均・県内市町村平均を依然はるかに上回っている。人件費について、平成23年4月1日現在の職員数は100名であるが、財政健全化計画では平成24年4月1日には2名削減とし、比率の抑制に努めることとしている。また物件費の臨時職員賃金の占める割合が大きいが、大半が保育士・農業支援員・小中学校臨時講師・子育て支援指導員・教育指導員・図書館司書など専門職の正規採用を抑制し、人件費の増加を抑制しているためである。しかし今後はこれらの臨時職員についても順次削減していくこととしている。また委託料については、施設維持管理料が増加していることから、保守点検料の一括入札の実施や電算システムの保守内容の精査、全職員による環境改善経費削減活動の取り組みによる経費削減に努めている。また委託事業についても、事業ごとに評価を行いスクラップビルドの徹底を図っている。
給与水準(国との比較)
全国町村平均を下回っているため、今後も引き続き給与の適正化に努める。
定員管理の状況
従来から全国市町村平均、県内市町村平均を大きく上回っている。本町の前年度と比較すると0.04ポイントの増で横ばいだが、8人を下回ることは困難である。
公債費負担の状況
本町の前年度と比較すると1.6ポイント上昇したが、全国市町村、県内市町村平均を下回り類似団体でも上位に推移している。今後は下水道会計公債費の増加により比率が上昇することが予想されることから、水洗化率の向上や繰上償還の推進により、比率の抑制に努める。
将来負担の状況
類似団体、全国市町村平均、県内市町村平均を大きく下回り健全である。今後も引き続き健全な財政運営に努めたい。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
本町の前年度と比較すると3.6ポイント減少し改善が図れたが、類似団体内最下位、全国市町村平均、県内市町村平均を大きく下回っている。平成23年4月1日現在の職員数は100名であるが、財政健全化計画では平成24年4月1日には2名削減とし、比率の抑制に努めることとしている。
物件費
本町の前年度と比較すると同率だが、全国市町村平均、県内市町村平均ともに上回っている。特に臨時職員賃金の占める割合が大きいが、大半が保育士・農業支援員・小中学校臨時講師・子育て支援指導員・教育指導員・図書館司書などの専門職で、正規職員の採用を抑制して人件費の削減を図っているためである。しかし今後は、これらの臨時職員についても順次削減していき比率の抑制に努める。また委託料では施設維持管理費が増加していることから、保守点検料の一括入札の実施や電算システムの保守料の精査、全職員による環境改善経費削減活動の取り組みによる経常経費の削減に努めている。また委託事業についても、事業ごとに評価を行いスクラップビルドの徹底を図っている。
扶助費
本町の前年度と比較すると0.4ポイント上昇したが、全国市町村平均、県内市町村平均を大きく下回っていることから、今後も引き続き比率の抑制に努める。
その他
本町の前年度と比較すると0.8ポイント上昇しており、平成18年度以降毎年比率が増加している。特別会計の繰出金が比率を押し上げる要因である。医療費関係では国保会計・介護保険会計、下水道会計に対する繰出金など今後も増加する傾向であることから、医療費やサービス費の抑制・水洗化率の向上・未収金の回収に努めることにより、比率の抑制に努める。
補助費等
本町の前年度を比較すると0.7ポイント減となり、類似団体平均も下回り改善が図れたが、全国市町村平均、県内市町村平均は上回っている。住民や各種団体補助については、毎年見直しを行い削減に努めている。近年は一部事務組合に対する運営負担金が増加していることから、一部事務組合の事務改善が必要だと考える。
公債費
本町の前年度より0.2ポイント減少し改善が図れたが、県内市町村平均を上回っている。これは公債費充当一般財源は増加したが、経常収入がそれ以上に増加したことが要因である。今後も新規発行債の抑制や繰上償還を実施することにより比率の抑制に努める。
公債費以外
本町の前年度と比較すると3.8ポイント減少し改善を図れたが、類似団体最下位で全国市町村平均、県内市町村平均を上回っている。要因は人件費で、比率の約40.5%を占めている。職員数は平成23年4月1日現在100名で、財政健全化計画では、平成24年4月1日までに2名を削減し、比率の抑制に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金残高比率は、前年度と比較すると1.13ポイント上昇した。これは、財政調整基金残高が前年度より約45百万円増加したことにる。今後も歳入確保・歳出削減に努め基金積み立てを行う。また実質収支比率は、実質収支額が増加したことにより前年度と比較すると2.04ポイント上昇した。そして実質単年度収支比率は、基金残高・実質収支が増加したことにより前年度と比較すると4.39ポイント上昇した。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
全会計とも黒字である。今後も引き続き健全な財政運営を行うこととする。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
元利償還金は、臨時財政対策債等の発行により対前年14百万円の増額となった。また公営企業債の元利償還金に対する負担金についても、下水道事業債償還額の増により、対前年32百万円の増額となった。算入公債費等についても、住宅新築資金元利収入が対前年12百万円の減、事業費補正算入が対前年17百万円の減等全体で30百万円の減となった。これらの要因により実質公債費比率の分子は、対前年78百万円の大幅な減となった。今後も実質公債費比率の上昇が予想されるため、繰上償還の推進等比率の抑制に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担額で、一般会計等に係る地方債現在高は、対前年59百万円の減で、今後も減少すると予想している。公営企業債等繰入見込額は、下水道事業債残高の増により、対前年44百万円の増で、今後も増加する。組合等負担等見込額は、一部事務組合に対する償還負担の減により、対前年48百万円の減で、今後も減少する。退職手当負担見込額は、対前年89百万円の減で、退職金総額の減による。よって将来負担額は、全体で対前年1億55百万円の減となった。対する充当可能財源では、充当可能基金は、財政調整基金、土地開発基金等の増により、対前年1億3百万円の増となった。充当可能特定収入は住宅新築資金元利収入で、貸付者からの償還総額の減少により、対前年38百万円の減となった。新規貸付がないため、今後も減少する。また、基準財政需要額算入見込額は、下水道事業債等交付税措置のある起債を発行していることから、対前年11百万円減となった。よって充当可能財源等は、全体で対前年53百万円の減となった。これらのことから将来負担比率の分子は対前年2億8百万円の減となり、比率が大幅に減少し改善が図れた。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
滋賀県甲良町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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