事業・施設概要
| 都道府県 | 三重県 | 経営主体 | 熊野市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 17,776人 |
| 現在給水人口 | 16,318人 | 給水区域面積 | 1,910ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率について5年間平均が40.61%と紀和水道の単年度収支が慢性的な赤字であることが分かります。また、類似団体のほぼ2分の1という低い数値です。④企業債残高対給水収益比率について5年前と比較すると約1,200%下がりましたが、依然として比率の高い状態が続いています。⑤料金回収率について5年間の平均が、17.76%となっています。これは、水道事業の運営に必要な費用の80%以上を一般会計繰入金に頼っていることを示しています。全国的にも33.35%と低くなっていますが、類似団体の29.15%に近づける努力が必要です。⑥給水原価について全国平均より約40円高く、類似団体より約220円安くなっています。このことから、給水原価が妥当なものであることを示しています。また、地方債償還額も給水原価に含まれることから、紀和水道の地方債借入額が他団体と比較して決して大きなものでないことが分かります。⑦施設利用率について近年減少傾向にあります。この要因は、人口減少によるものと考えられます。無駄のない浄水場管理がされていることが分かります。⑧有収率について有収率が98.6%と高い水準で推移していることから、施設の稼働が十分に収益につながっていると考えられます。
老朽化の状況について
更新率が0%になっているのは、紀和地区の水道施設が西部簡易水道の一部を除き、平成15年以降に整備しているため、ここ5年間管路の更新をしていないことによります。
全体総括
1.経営の健全性・効率性について①、④、⑤のグラフから、類似団体と比較しても厳しい経営状態にあり、特に、⑤の料金回収率の向上が課題であると言えます。その一方で、⑥、⑧のグラフからは効率よく維持管理されていると判断できます。このことから、紀和地区水道事業は、効率よく運営されているものの、健全な経営には一層の改善が必要な状態にあると言えます。今後も経営分析を行い、料金改定など必要な措置を講じることが必要です。2.老朽化の状況について西部簡易水道の一部で昭和50年代に布設された水道管がまもなく耐用年数を超え、更新が必要となってきます。更新費用が水道料金として住民負担となるので、無理のない更新計画の策定が必要です。
経営状況
収支構造
総額3.3億円
総額3.4億円