長野県白馬村:農業集落排水の経営状況(2018年度)
長野県白馬村が所管する下水道事業「農業集落排水」について、2018年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2018年度)
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率が100%前後であるが総収益に対する一般会計繰入金の比率は72.5%で使用料収入は頭打ちであり、一般住宅のみで構成される地域であることから使用料収入の増は期待できない。なお使用料収納率は100%である。④企業債残高対事業規模比率が平均値を上回っている要因は建設期間の短期集中で、償還ピークは過ぎたものの15年ほど償還期間を残していることから収支を圧迫している状況が続く。⑤経費回収率が100%未満である要因の一つは汚水処理費のうち78%を占める運転管理委託料が増加傾向にあることだが、競合があまりない分野でもあり、施設の統廃合を中期目標として経費の抑制や効率化を図っていく必要がある。⑥汚水処理原価が平均値を上回っている要因は、有収水量の伸び悩みだが、区域内人口は頭打ち状態であり、接続率も100%に近い中では、政治的施策を講じていかなければこれ以上の改善は無いと考える。⑦施設利用率が平均値を下回っている要因は処理能力に比し水洗化人口が頭打ちであることにある。施設のダウンサイジングといった施策を講じるよりも、公共下水道への統廃合を優先施策とすべきと考える。⑧水洗化率は人口自体の伸びが無いことから頭打ちであり、これ以上の改善は期待できない地域と考える。
老朽化の状況について
当事業区域の供用開始は平成16年度のため老朽化率が低く、処理施設も健全な状態にある。また、平成26年11月発生の地震災害により管渠が被災したことから復旧工事を行なっており、復旧延長は全延長の約1割にあたる。以上のことから施設更新には至らない状況ではあるが、公共下水道への統合を視野として、必要施策を講じていく必要がある。
全体総括
事業区域は山間部に位置し人口流入による新規加入件数の増加は期待できない地域であり、使用料収入の増加を見込むことが困難であることから、今後も一般会計からの繰入金に依存する体質は変わらず、将来企業債の償還が終わっても使用料収入だけでは現状の施設維持管理費を捻出できない試算である。事業計画人口に対し区域内人口は50%であることから、ダウンサイジングといった施策も考えられるが、事業実施による起債残高増は、さらなる繰入金の増加といった経営状況の悪化を招く恐れがある。以上のことから当事業区域については、経営指標の改善向上施策を講じることよりも公共下水道への統廃合を視野として令和2年度において、その調査検討実務に着手することとしている。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
農業集落排水の2018年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の白馬村リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。