事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 阿智村 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A8 | 行政区域内人口 | 6,030人 |
| 現在給水人口 | 5,926人 | 給水区域面積 | 1,900ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
阿智村水道事業は、平成29年度に7ヶ所の簡易水道事業と1ヶ所の飲料水供給施設を統合し、阿智村水道事業となり運営しています。①経常収支比率は、ここ数年黒字経営ができていますが、今後も収支の推移に注意し健全な経営を目指します。②累積欠損金比率は、減少していますが、累積欠損金が発生している以上、経営は健全と言えないため、料金改定等検討し、早急な対応が求められます。③流動比率は、類似団体の平均値を下回っていますが、150%以上となっていますので短期債務に対する支払い能力は良好といえます。④企業債残高対給水収益比率は、企業債を財源とする施設改修・管路更新が少なく、償還金残額が減少しているものと考えられます。管路経年化率や、管路更新率から考えますと必要な改修・更新を先延ばしの可能性も考えられるため、投資規模の適正化、将来の負担軽減するためにも、計画的かつ効率よく進めることが重要と考えます。⑤料金回収率は、昨年に引き続き100%を超えていますが、給水に係る費用を料金収入で賄えていると言えます。⑥給水原価は、類似団体と比較して低い数値となっています。しかし、当村は多くの浄水場・施設などを抱えており、今後の施設維持を考えますと給水原価が上昇すると考えられます。⑦施設利用率は、類似団体平均値と比較して高い水準を示していますが、人口減少や水需要の変化に伴い、今後ダウンサイジングなどの検討が必要となります。⑧有収率は、近年の漏水調査等の努力により向上していますが、引き続き適切な維持管理に努めてまいります。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却費は、類似団体平均値、全国平均値を大きく下回っている状況にあります。これは、老朽化資産が、年々増加傾向にあり、今後も長寿命化を図りながら、維持管理・点検等を行い計画的に施設更新を進めていく必要があります。②管路経年化率は、類似団体平均値、全国平均値より低い水準になっています。今後もアセットマネジメントや経営戦略を基に管路更新を進めてまいります。③管路更新率は類似団体平均値、全国平均値より下回っています。これは、当村の管路更新の更新スピードが遅い状態であり、アセットマネジメントや経営戦略を基に立てた更新計画に沿って、今以上に施設改修や管路更新に取り組む必要があります。
全体総括
定期的に料金改定を実施する予定でしたが、昨今の社会情勢等を鑑みて行えていない状況です。現在の水道事業の経営状況は依然厳しく、今後の給水人口減少や節水家電の普及による水需要の変化、施設や管路の老朽化など課題は山積しています。このような中、平成29年度にアセットマネジメント、平成30年度には阿智村水道事業経営戦略を策定(令和6年度改定予定)し、中長期的な視点に基づいた水道事業の持続や更新計画に沿った施設・管路更新を行います。今後も、住民への安心・安全な供給のために、料金改定の必要性・今後の水道事業の展望を示すうえで、住民との合意形成を図りながら、水道事業の基盤強化を目指し、持続可能な事業運営を実施するように進めてまいりたいと思います。
経営状況
収支構造
総額2.0億円
総額1.9億円