事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 阿智村 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A8 | 行政区域内人口 | 5,913人 |
| 現在給水人口 | 5,806人 | 給水区域面積 | 1,900ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、経営戦略の見直しやDX化に伴う費用の増加に伴い、100%を切る赤字経営に陥りましたが、令和8年度からの料金改定に伴い料金収入が増加する見込みです。今後の推移に注意して健全な経営を目指します。②累積欠損比率は、金額が発生している以上、経営は健全と言えないため、解消できるよう検討・対応を目指します。③流動比率は類似団体の平均値を下回っていますが、180%以上のため短期債務にに対する支払い能力は良好と言えます。④企業債残高対給水収益比率は、据え置きになっていた償還が始ったことによる増となります。今後も投資規模の適正化・将来の負担軽減のためにも計画的かつ効率よく施設改修等を行っていきます。⑤料金回収率は、100%を下回り、給水に係る費用が給水収益以外で賄われていることを意味します。令和8年4月からの料金改定により回収率の向上が見込まれると思います。⑥給水原価は、類似団体平均値と比較して低い水準を示しているが、供給単価の見直しとともに、引き続き経費節減に努めます。⑦施設利用率は、給水人口の減少傾向にあることを踏まえると、今後の水需要によって施設規模・施設統合など検討してまいります。⑧有収率は、施設の老朽化により浄水場で漏水があり低い数値を示していますが、今後も引き続き、有収率の向上に努めます。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、近年比率が上昇しており、老朽化資産が年々増加傾向にあります。今後、更新計画に基づく着実な施設・管路等を更新してまいります。②管路経年化率は、昨年に引き続き管路の経年化率が伸びています。これは、管路更新速度が追い付いていないことを意味しています。管路においても更新計画に沿って対応してまいります。③管路更新率は、類似団体平均値、全国平均値より下回っています。昨年に引き続き、管路更新の更新スピードが遅い状態であり、アセットマネジメントや経営戦略を基に立てた更新計画に沿って、今以上に施設改修や管路更新に取り組む必要があります。
全体総括
現在の水道事業の経営状況は依然厳しく、急速な人口減少に伴うサービス需要の減少や水需要の変化、施設の老朽化に伴う更新需要の増大など課題は山積しています。このような中、平成29年度にアセットマネジメント令和6年度に阿智村水道事業経営戦略策定更新を行い、中長期的な視点に基づいた水道事業の持続や更新計画に沿った施設・管路更新を行ってまいります。また、公営企業に携わる人材確保の困難は、将来的なインフラの維持・管理の質の低下に直結するため、働き方改革や待遇改善、先進技術の活用を組み合わせた抜本的な見直しが求められます。近年の職員給与費の増加や物価高騰による営業費用の増加の影響は、原材料や人件費の高騰は続く見通しであり、コスト上昇に対応できる経営体制への構造転換が不可欠となっています。今後も、安心・安全な供給のために、令和8年4月には料金改定を行い、持続可能な事業運営を展開してまいります。また、今後も住民との合意形成を図りながら、水道事業の基盤強化を目指し、安心安全かつ持続可能な事業運営を実施できるように進めてまいります。
経営状況
収支構造
総額1.9億円
総額2.0億円