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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対事業規模比率経費回収率汚水処理原価施設利用率水洗化率 |
経営の健全性・効率性について経常収支比率は、前年度と比較して若干下降したものの、引き続き100%を上回っていることから、使用料収入等により維持管理費や支払利息等の費用を賄えている。類似団体の平均と比較しても高い数値であり、安定した経営状況を維持している。流動比率は、100%を大きく下回る数値となっている。しかしながら、短期的な債務に対しては、期中の下水道使用料収入や一般会計繰入金等で賄うことができ、支払能力は確保できている。企業債残高対事業規模比率は、前年度と変わらず高い数値であるが、企業債の償還が進むことにより、若干だが下降傾向にある。経費回収率および汚水処理原価に大きな増減はない。施設利用率は、前年度と比較し低下しているが、類似団体の平均と比較して高い数値となっている。(※表中の⑦施設利用率における令和5年度の数値42.40は誤りで、正しくは77.10である)水洗化率は、前年度と比較して上昇し、類似団体の平均と比較しても高い数値となっている。今後も効果的な普及活動を進め、水洗化率の向上を図る。 |
有形固定資産減価償却率管渠老朽化率管渠改善率 |
老朽化の状況について有形固定資産減価償却率は、前年度と比較して上昇しているが、類似団体の平均と比較して低い数値となっている。管渠老朽化率及び管渠改善率は、法定耐用年数を経過した管渠がなく、改善を必要とする管渠が少ないため、類似団体と比較し低い数値となっている。今後も「甲府市公共下水道ストックマネジメント計画」等に基づき、施設の適切な維持管理を行うとともに、更新投資の適正化を図り、施設や管渠の改築を効果的に進めていく。 |
全体総括本市の下水道事業は、高度経済成長期に整備した施設の更新時期を迎えるとともに、人口減少等による収入減の傾向が継続する厳しい経営環境のなか、経営戦略に基づく事業を着実に進め、経営の改善に努めてきた。そのため、経常収支比率及び経費回収率等の指標からは、経営の健全性・効率性が継続的に確保されていると判断できる。物価及び労務費の高騰により、今後も経常費用の増加が見込まれるが、「甲府市上下水道事業経営戦略」に基づき、中・長期的視点に立った経年化施設の整備及び管路更新等の事業を着実に進めることにより、施設の強靭化等を図り、将来に健全で安定した下水道事業を繋げられるように、効率的な事業経営に努めていく。 |
出典:
経営比較分析表
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