事業・施設概要
| 都道府県 | 石川県 | 経営主体 | 能登町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 18,527人 | 現在処理区域内人口 | 3,433人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 3,096人 | 現在処理区域面積 | 393ha |
| 晴天時現在処理能力 | 2,244m³/日 | 下水管布設延長 | 89km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①料金収入や一般会計からの繰入金等の総収益で総費用に地方債償還金を加えた費用をどの程度賄えているかを表す収益的収支比率については、経年比較では100%未満となっている。これは使用料収入等の増加に比べ維持管理経費や地方債償還金の増加の方が大きいことが要因となっている。④料金収入に対する企業債残高の割合を示す企業債残高対事業規模比率については、経年比較では低下傾向にある。類似団体との比較でもほぼ同じ水準である。⑤使用料で回収すべき経費をどの程度使用料で賄っているかを表す経費回収率については、経年比較では僅かながら上昇傾向にある。類似団体との比較では悪い。これは汚水処理費(維持管理費)の増加が主な要因であり、今後さらなる適正な維持管理に努める必要がある。⑥有収水量1㎥あたりの汚水処理費に要した費用であり、汚水資本費・汚水維持管理費の両方を含めた汚水処理コストを表す汚水処理原価については、経年比較では上昇傾向にある。汚水維持管理費が増加し、過疎化による人口減で有収水量が減少していることが主な要因であり類似団体との比較でも高い水準となっている。⑦施設・設備が1日に対応可能な処理能力に対する1日平均処理水量の割合を表す施設利用率については、経年比較では利用率がほぼ横ばいで推移している。類似団体との比較では低い状況となっている。これは節水器具の普及や人口減少等によると考えられる。‘⑧現在処理区域内人口のうち、実際に水洗便所等を設置して汚水処理している人口の割合を表す水洗化率については、経年比較では僅かではあるが上昇傾向にある。類似団体との比較では良い状況となっている。
老朽化の状況について
③当該年度に更新した管渠延長の割合を表す管渠改善率については、農業集落排水事業の整備開始年度が昭和61年5月であり下水道管渠の標準耐用年数50年を経過した管渠がないこと、管渠修繕の必要もなかったことが要因で実績はない。今後は改築等の財源の確保や経営に与える影響等を踏まえた分析を行った上で、計画的かつ適正な維持管理を図る必要がある。
全体総括
類似団体と比較すると経費回収率など「経営の健全性」に関する経営指標は悪くなっている。これは地理的要因などにより処理場が多く広範囲に点在しているため汚水処理費(維持管理費)が増加している。仮に水洗化率が100%となっても汚水処理費(公費負担分除く)を賄えない状況であるので、経営改善のためには、汚水処理原価の低減を図り経費回収率の向上を目指すとともに、将来世代の地方債償還金の負担の増大を考慮に入れながら、老朽化が著しい処理場について計画的に施設の機能強化事業を含めた統廃合事業を行っていく必要がある。
経営状況
収支構造
総額1.8億円
総額1.3億円