事業・施設概要
| 都道府県 | 富山県 | 経営主体 | 氷見市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D1 |
| 行政区域内人口 | 42,866人 | 現在処理区域内人口 | 5,295人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 4,866人 | 現在処理区域面積 | 217ha |
| 晴天時現在処理能力 | 410m³/日 | 下水管布設延長 | 62km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は100%を超えており、累積欠損金も発生していないが、収益に占める一般会計からの繰入金は依然として大きい。流動比率は企業債元金償還額の減少等により改善したが、全国平均及び類似団体平均を下回る。経営の健全性確保のためには水洗化率の向上等による収益の確保や、一層の経費の縮減に取り組む必要がある。企業債残高対事業規模比率については、施設や管渠の整備がほぼ終了していることから減少傾向にある。しかし、今後は令和6年能登半島地震により被災した下水道施設の復旧費用や施設の更新費用が見込まれることから、企業債残高が増加する。そのため、施設の更新については、引き続き、計画的に実施していく必要がある。経費回収率は能登半島地震により影響を受けた利用者の負担を軽減するため、下水道使用料の減免を行ったことから減少した。施設利用率は類似団体を下回っており、今後の人口減少により更なる低下が想定される。利用率の算定にあたっては、晴天時の水量を基準に算定されているが、富山県は、年間雨日数が全国上位と多くなっていることや、冬季は多くの降雪があることから、平均に比べ低くなる傾向にある。
老朽化の状況について
法適用後、4回目の決算であり、有形固定資産減価償却率は低い状況であるが、平成4年に供用開始した施設の老朽化が始まっている。法定耐用年数を超えた施設はなく、現在のところ老朽管更新は実施していない。計画的な修繕や改築を実施するため、現在はストックマネジメント計画に基づいた点検・調査に取り組んでいる。
全体総括
経常収支比率が100%を超えているものの、この結果は一般会計からの繰入金に依存するところが大きい。流動比率も依然として全国平均及び類似団体平均を下回る。人口減少等による使用料収入の減少や、物価高騰等による施設の維持管理費用等の増、施設の老朽化に係る更新費用の増など、経営環境は厳しい。今後は、令和5年3月に策定した経営戦略に基づいて計画を進め、また、経営状況や財政状況を把握し、適正な料金水準を検討するなど、一般会計からの繰入金に依存しない安定した経営基盤確立に向けた取組をする必要がある。
経営状況
収支構造
総額2.0億円
総額2.0億円