北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県石川県福井県山梨県長野県岐阜県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県

東京都の水道事業東京都の下水道事業東京都の排水処理事業東京都の交通事業東京都の電気事業東京都の病院事業東京都の観光施設事業東京都の駐車場整備事業東京都の工業用水道事業
地方財政ダッシュボード

東京都武蔵村山市の財政状況(2010年度)

🏠武蔵村山市

地方公営企業の一覧

公共下水道


収録データの年度

📅2023年度📅2022年度📅2021年度📅2020年度📅2019年度📅2018年度📅2017年度📅2016年度📅2015年度📅2014年度📅2013年度📅2012年度📅2011年度📅2010年度

地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

景気低迷の影響により個人・法人市民税の減収などから昨年度と比較して0.02ポイント低下し、0.87となった。類似団体平均を0.05ポイント上回っているものの、多額の交付税収入に依存した財政運営のため、歳入面においては市税全体の徴収率について、第四次武蔵村山市行政改革大綱の目標値である95%(今年度決算では93.6%)を達成されるよう徴収強化に努め、財政基盤の強化を図るとともに、退職者不補充等による職員数の削減や職員手当の見直し等により職員人件費を削減するなど、歳出の削減に努めて財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

今年度の経常収支比率は昨年度の94.4%から1.8ポイント悪化して96.2%となり、類似団体平均の91.9%と比較して4.3ポイント下回っている。歳入面では普通交付税及び臨時財政対策債発行可能額の増等により637,353千円(4.8%)の増となったものの、歳出面で子ども手当及び生活保護費等の増による扶助費の増加、中学校学校給食調理等業務委託等に伴う物件費の増加により848,059千円(6.8%)の増となったためである。今後においても事務事業の見直しを徹底して経常経費の削減に努め、経常収支比率を平成27年度までに90%以下まで低下させることを目標とする。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

当市の決算額は93,342円で類似団体平均の98,774円を5,432円下回っているが、昨年度決算額の92,177円と比較すると1,165円増加した。人件費については、職員数の削減や給与の適正化等により205,526千円(5.1%)の減となったが、物件費については、中学校学校給食調理等業務委託等に伴い253,224千円(9.4%)の増となったことによるものである。今後においても人件費の削減に努めるとともに、事務事業の見直しを徹底して物件費等の歳出削減を図る。

ラスパイレス指数の分析欄

給料及び職員手当等の見直しにより職員給を約2億円削減した結果、当市の今年度のラスパイレス指数は類似団体平均の98.9を1.0ポイント下回り、97.9となった。今後も引続き、国及び東京都の基準に準拠し、他の地方公共団体との均衡を考慮しつつ、職員の職務や責任、業績に応じた給与体系を構築するとともに、通勤手当等各種手当の内容及び水準について、市民の理解と納得が得られるよう、社会情勢の変化に応じて継続的に見直しを行っていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

武蔵村山市定員適正化計画(第一次から第四次)に基づき計画的に職員数を削減した結果、類似団体平均の6.01人を下回る4.94人となっている。今後も第五次定員適正化計画(計画期間:平成22年度~26年度)に基づき、中期的な視点に立って定員管理を効率的に推進し、より一層の職員定数の適正化を図る。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率は過去からの起債抑制策により類似団体平均の9.5%を大きく下回る1.5%となっている。しかし、今年度は元金償還金償還額より多額の借入れをしており、今後において比率の上昇が見込まれる。市税の徴収強化等の取組みを通じて財政基盤の強化を図り、臨時財政対策債等の借入れを抑制する必要がある。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は「-%」であり、類似団体平均の72.4%を大きく下回っているが、昨年度の「-19.3%」に対して今年度は「-16.9%」で2.4ポイント上昇した。将来負担額については下水道事業債に係る繰入見込額の減等により738,544千円の減となったものの、充当可能財源等については、充当可能基金(公共施設建設基金等)の減、都市計画事業費の増に伴う充当可能都市計画税の減等により979,214千円の減となったことによるものである。今後においても人件費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を推進し、「-%」を維持するよう努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

近年、人件費に係る経常収支比率は類似団体平均の水準を推移していたが、今年度は平均を1.1ポイント下回る24.8%となった。これは、職員数の削減(-9名)、給与改定(-1.2%)及び地域手当の見直し(13%→10%)等によるものである。今後においても、これらの施策のほか、指定管理者制度の積極的な導入による委託化の推進等、さらなる人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率はやや上昇傾向にあり、類似団体平均を3.0ポイント上回る17.1%となっている。これは、指定管理者制度等を積極的に導入し、業務を民間委託化したことにより、職員人件費等から委託料(物件費)へ経費のシフトが起きているためであり、人件費が低下傾向にあるという比率の推移に現われている。今年度は中学校学校給食調理等の業務を民間委託し、今後も民間委託化できる業務を選定し、順次民間委託化を進めていく。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は、類似団体中最下位の20.3%となっており、これは類似団体平均の約2倍であり、更に上昇傾向が続いている。最大の要因は生活保護費の急増(平成21年度:3.8%→平成22年度:4.9%)である。単独事業で実施している各種手当の廃止を含めた見直しを行い、扶助費の増加を抑制して比率の上昇を抑えるよう努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は類似団体平均をやや下回っており、近年その比率は低下傾向にある。主な要因は繰出金に係る経常経費充当一般財源等の額が減少しているためである(平成20年度:約15億7千万円、平成21年度:約14億9千万円、平成22年度:約14億6千万円)。ただし、繰出金に係る決算額は年々増加傾向にある。各特別会計において保険税、保険料、使用料等の適正化を図り、普通会計の負担を軽減していくよう努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は類似団体平均をやや上回る11.8%となっている。主な要因としては常備消防費の東京都に対する委託金や小平・村山・大和衛生組合をはじめとする一部事務組合への負担金であり、経費の節減は難しいが、その他の各種補助金について、見直しや廃止を含めて検討していく。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は、過去からの起債抑制策により類似団体平均の17.3%を6.6ポイント下回る10.7%となっている。ただし、今年度は元金償還金償還額を上回る臨時財政対策債等の借入れを行っており、今後比率の上昇が見込まれる。市民税の徴収強化等の取組みを通じて財政基盤の強化を図り、臨時財政対策債等の借入れを抑制し、比率の上昇を抑えるように努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常収支比率は類似団体平均の74.6%を10.9ポイント上回る85.5%となっている。最大の要因は扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を9.6ポイント上回っているためである。特に生活保護費に係る経常収支比率は年々上昇しており、今後においては資格審査等を厳正化し、経費の増加を抑制しなければならない。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

歳入面においては、昨今の景気の低迷により、自主財源である地方税が平成19年度の約107億7千万円をピークに年々減少し、平成22年度には約99億9千万円となった。歳出面では子ども手当の創設、生活保護費受給世帯の急増等により義務的経費である扶助費が、平成18年度の約61億8千万円から平成22年度には約91億1千万円へと急増した。こうした非常に厳しい財政状態のため、やむを得ず毎年財政調整基金を取り崩し、財政の均衡を図ったものである。財政調整基金の年度末残高は、平成18年度の約12億9千万円から平成22年度には約8億円へと減少した。また、毎年基金の取崩し額が多額となったため、実質単年度収支はマイナスとなる年が多く、平成22年度は約-4億1千万円であった。今後においては、市税の徴収強化を図り、徴収率の向上に努めなければならない。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

平成22年度の国民健康保険事業特別会計において約1千万円の歳入不足額が生じ、繰上充用を行ったため赤字が発生したものの、その他の会計については赤字額が発生したことはない。一般会計については、財政調整基金や特定目的基金の取崩しもあり、例年5億円から7億円程度の黒字となっている。特別会計については、一般会計からの繰出金等により収支のバランスは取れている。国民健康保険事業特別会計は、8億円から13億円程度の一般会計繰入金により平成22年度を除く各年度において、1億円から3億円程度の黒字。介護保険特別会計は、6億円から7億円程度の一般会計繰入金により5千万円から2億円程度の黒字。下水道事業特別会計は、3億円から6億円程度の一般会計繰入金により3千万円から7千万円程度の黒字。後期高齢者医療特別会計は、4億円から6億円程度の一般会計繰入金により1千万円程度の黒字。その他の特別会計についても赤字が発生した年はない。全会計の黒字額は、標準財政規模比で平成19年度が10.55%、平成20年度が7.43%、平成21年度が7.88%、平成22年度が5.40%となっている。ただし、基金の残高は年々減少しており、下水道事業特別会計を除く各特別会計の一般会計繰入金は増加傾向にあるなど非常に厳しい財政状況にある。今後、一般会計においては、市税の徴収強化に努めて徴収率を向上させるとともに、各特別会計においては、保険税、保険料、使用料の適正化を図り赤字補填的な繰入金を縮減するよう努めなければならない。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

実質公債費比率(単年度)の各年度の推移は、平成19年度が1.4%、平成20年度が0.9%、平成21年度が1.1%、平成22年度が2.6%となっている。平成22年度の3カ年平均の比率を類似団体平均と比較すると、当市の1.5%に対して類似団体平均が9.5%であり、健全な水準といえる。しかし、近年、起債の借入額が増加傾向にあり、これに伴い元利償還金が増加しているため、比率が年々上昇している。償還のピークは平成23年度であり、今後は2~3%の間で比率は推移すると考えられるが、事業の必要性等を充分に検討し、起債に大きく依存しない財政運営に努めるとともに、都市計画税等の徴収強化を図り、引き続き健全な水準を維持できるよう努める。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

将来負担比率に関しては、平成19年度の算定当初から分子のマイナスを維持しており、健全な水準にある。地方債の残高は、類似団体との比較では少額となっているが、平成22年度は元金償還金額より多額の借入れを行ったことから、平成21年度と比較して3億7千万円程度増加した。その他の将来負担額に関しては減少傾向にあり、今後比率を上昇させる要因はない。しかし、充当可能基金の額は、昨今の非常に厳しい財政状況から年々減少し、充当可能特定収入(主に都市計画税)も減少傾向にあるなど、充当可能財源等の減少が将来負担比率の分子をプラスに転じさせる要因がある。今後においても起債抑制策を継続して行うことにより地方債の残高を減少させ、市税の徴収強化等の取組みを通じて財政基盤を強化することにより、各種基金の取崩し額を抑制するとともに、都市計画税等の充当可能特定収入を確保し、比率の健全な水準を維持する。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,