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地方財政ダッシュボード

千葉県鎌ケ谷市の財政状況(2011年度)

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

ここ数年間は、ほぼ同じ水準を推移しているが、23年度は生活保護費及び社会福祉費などの増を要因として、前年度より0.03ポイント減の0.79となっている。23年度は、類似団体の平均値が下がったため、0.02ポイント上回った。

経常収支比率の分析欄

19年度が最も悪化し、財政の硬直化を招いたが、20年度に人件費の抑制、組織の見直し、行政評価を活用したあらゆる事務事業の見直しを行うなど、行政改革に着手し、これを継続した結果、20年度以降から改善傾向にある。23年度は、主に市民公募債の満期一括償還などがあったことから、前年度よりも0.6ポイント上がり、類似団体の平均値を2.0ポイント上回った。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費、物件費の人口1人当たりの金額は、20年度に人件費の抑制、行政組織の見直し、行政評価を活用したあらゆる事務事業の見直しを行った結果、大きく減額した。類似団体の平均値と比較し、大幅に低くなっている要因は、物件費のうち委託料が、ごみ処理業務及びし尿処理業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。

ラスパイレス指数の分析欄

20年度に実施した初任給の引き下げによる影響が徐々に現れ、今後、全体的に平準化していく見込みである。類似団体の平均値と比較し、高くなっている要因は、昭和46年の市制施行によりその頃を中心に多くの職員を採用しており、給与水準の高い年齢層があることなど職員の年齢構成に偏りがあることなどが挙げられる。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員適正化計画に基づき、職員採用の抑制、組織改正等により、適正な定員管理を実施した。類似団体の平均値と比較し、低くなっている要因は、毎年採用の抑制を行い職員を削減していること、中でも20年度の大規模な組織改正により、33名の職員を削減したことが挙げられる。

実質公債費比率の分析欄

20年度から、分子となる都市公社及び一部事務組合の準元利償還金の減少に加え、分母となる普通交付税及び臨時財政対策債の増加により、減少傾向となっている。19年度以降は類似団体の平均値とほぼ同じ水準であったが、23年度は類似団体の平均値が大きく悪化したため、良い状況にある。

将来負担比率の分析欄

類似団体の平均値を下回っており、23年度が9.8%で、前年度と比較して、17.9ポイント改善した。これは、都市公社及び一部事務組合の債務解消に加え、将来負担に対応する基金残高を確保したことが要因である。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

定員適正化計画に基づき、職員採用の抑制、組織改正により、適正な定員管理を実施した結果、20年度以降からの額ベース、経常収支比率ともに大きく減少傾向にある。類似団体の平均値と比較し、人件費の経常収支比率が高くなっている要因は、人件費の額ベースがほぼ平均額となる一方で、分母となる経常的な一般財源が類似団体の平均額よりも大幅に低いことから、結果的に、人件費の経常収支比率が高い状況にある。

物件費の分析欄

20年度に行政評価を活用したあらゆる事務事業の見直しを行った結果、額ベースでは大きく減額したが、20年度以降の物件費の経常収支比率は、ほぼ同じ水準を推移している。類似団体の平均値と比較し、大幅に低くなっている要因は、物件費のうち委託料が、ごみ処理業務及びし尿処理業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。

扶助費の分析欄

20年度に単独扶助費等の見直しを行った結果、減少に転じたが、生活保護費及び自立支援給付費等が増加したため、増加傾向にある。類似団体の平均値よりも低くなっている要因としては、20年度に単独扶助費等の見直しを行い、これを継続した結果などが挙げられる。

その他の分析欄

その他の経常収支比率は、給付費等の増加に伴い、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計の繰出金が増加傾向にある。23年度は11.2と前年度とほぼ同じであるが、類似団体の平均値が大きく増加したため、類似団体の平均値よりも低い状況にある。

補助費等の分析欄

補助費等の経常収支比率は、額ベースではほぼ同じ水準を推移しているが、分母となる経常的な一般財源が、普通交付税及び臨時財政対策債により増加したため、減少傾向にある。類似団体の平均値と比較し、大幅に高くなっている要因は、ごみ処理業務及びし尿処理業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。

公債費の分析欄

類似団体の平均値より低くなっている状況となるが、臨時財政対策債が増加する一方で、道路などの整備の際に活用する事業債を抑制及び返済した結果、ここ数年間は、同じ水準で推移している。

公債費以外の分析欄

公債費を除いた経常収支比率は、19年度が最も悪化し、財政の硬直化を招いたが、20年度に人件費の抑制、組織の見直し、行政評価を活用したあらゆる事務事業の見直しを行うなど、行財政改革に着手し、これを継続した結果、20年度以降から大きく改善傾向にある。23年度は、類似団体の平均値が大きく減少したため、類似団体の平均値よりも高くなっている。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

19年度において、少子高齢化に伴う扶助費等の増加、三位一体改革による地方交付税の大幅削減などを要因として財政状況が厳しいものとなり、財政調整基金残高及び実質単年度収支の比率が最も低下した。20年度に人件費の抑制、組織の見直し、行政評価を活用したあらゆる事務事業の見直しを行うなど、行財政改革に着手し、これを継続した結果、20年度以降から大きく改善傾向にある。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

連結実質赤字比率については、すべての会計において、赤字がないことから表示されない。黒字の構成については、一般会計の占める割合が高いが、その他の特別会計を含めて、ほぼ同じ水準で推移している。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

元利償還金等(A)の額は、道路などを整備する際に活用する事業債分が、プライマリーバランスを踏まえた財政運営を進めたため減少傾向にある一方、元利償還金のうち、すべて交付税措置される臨時財政対策債分が大幅に増加している。しかし、当該臨時財政対策債の増加分は、すべて交付税措置されるなど、算入公債費等(B)の増により、結果的に実質公債費比率(分子)が減少に至った。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

将来負担額(A)は、都市公社の債務と環境衛生組合の債務解消を進めるとともに、将来の債務に備えた充当可能財源等(B)のうち、充当可能基金を大幅に確保したため、将来負担比率(分子)が減少に至った。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,