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地方財政ダッシュボード

埼玉県滑川町の財政状況(2011年度)

🏠滑川町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

東武東上線つきのわ駅を中心とした土地区画整理事業の完了に伴う人口増に伴い、財政需要が大幅に増加していることから減少傾向にあり、平成22年度より0.02ポイント低下しているが、0.91と類似団体の平均を大きく上回っている。今後においても町税の徴収率向上を中心とした歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

今年度86.6%と昨年度より9.4%上がったが依然として類似団体を下回っている。これは歳入の経常一般財源である町税の増収や臨時財政対策債が昨年度より伸びているが、歳出における扶助費や公債費など経常一般経費が大幅に増額となったためである。今後もより一層の自主財源の確保、義務的経費の削減を図り、経常収支比率の引き下げに努めたい。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

今年度人件費・物件費等の決算額は113,450円と昨年度より4,780円伸びたが、類似団体平均と比較して下回っている。これは、行財政改革の実施に伴い職員数の削減や委託内容の見直し等によるコストの削減、指定管理者制度の推進等の効果が反映されているものと推測される。今後も行財政運営効率化に努め、現在の水準を維持・向上していきたい。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員に準じた給与削減措置を実施していないことや、高卒者の経験年数階層の変動による職員構成の変動等が主な要因となっている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

過去からの新規採用抑制策により、類似団体平均・全国平均ともに大きく下回っている。集中改革プランにある定員目標値を見据えた計画的な職員採用、適正な機構改革・職員配置を行うことで、住民サービスを低下させることなく定員管理を行い、各事務事業の着実な執行を図りたい。

実質公債費比率の分析欄

過去の普通建設事業の適切な取捨選択の結果、類似団体平均をやや下回っているが、児童数急増による小学校の新設や、順次整備を進めている教育施設整備などにより年々上昇している。今後は普通建設事業について起債に大きく依存しない財政運営を図り、現在の水準を下げていきたい。

将来負担比率の分析欄

教育施設整備にかかる債務負担行為に基づく支出予定額の減少や、小川地区衛生組合・比企広域市町村圏組合への組合等負担金見込額が減少したため将来負担比率が減少した。また財政調整基金積立による充当可能基金が増えたことにより、将来負担比率が昨年度より1.3%下がった。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

計画的な採用による職員数の抑制、国公対比の新給料表への移行、手当の見直し等を行うことにより、過去5年とも類似団体平均を下回る水準で推移している。今後も現在の水準を維持・向上させていきたい。

物件費の分析欄

過去5年とも、類似団体を大きく上回る比較的高い水準で推移している。これは臨時職員の積極的な活用や事務事業の委託、電算化の推進、公用車のリース化等が要因と思われる。指定管理者の活用や委託先の対象を拡大し、競争に伴うコストの削減を図りたい。

扶助費の分析欄

過去5年とも、類似団体平均を上回っており、その水準も上昇傾向にあり、今年度については1.1%増加した。主に扶助費の自然増に加え、近年の人口増に伴い、乳幼児・児童等にかかるこども手当やこども医療費、保育実施委託等の子育て支援の扶助費需要が要因です。特にこども医療費は、平成22年度から支給対象年齢の拡大により高校生までの入通院を支給している。

その他の分析欄

過去5年とも、類似団体平均を大きく下回っており、低い水準のまま推移している。各特別会計への繰出金が主なものであるが、平成22年度は老人保健特別会計繰出金がなくなったため、前年度を下回った。しかし、平成23年度は国保・介護・後期高齢者医療の増加傾向により、0.9%上昇した。今後は保険税や保険料の適正化を図ることなどにより、税収を主な財源とする普通会計の負担を減らしていくよう努める。

補助費等の分析欄

過去4年間は類似団体平均とほぼ同率で推移してきた。しかし平成23年度は、乳幼児・児童の人口増に伴い、子育て支援の補助費等が大幅に増加したため、2.7%上昇した。補助金交付団体について今後、所期の目的を達成した事業や補助することが望ましい事業かを判断し、補助金・負担金の見直しに努めたい。

公債費の分析欄

過去5年とも、類似団体平均を大きく下回っており、低い水準のまま推移している。しかし近年の教育施設等整備事業による町債発行に伴い、平成21年は公債費が上昇した。今年度は道路整備事業債や緊急防災・減債事業債があったため、昨年度より0.9%増加した。今後とも適切な町債発行を行い、現在の水準を下げていきたい。

公債費以外の分析欄

普通建設事業の人口1人当たり決算額が、類似団体平均を上回っている平成19年度は、老朽化した中学校校舎の改築を行ったためである。さらに、21年度に大きく上昇したのは区画整理事業の完成に伴う児童数の増加により、小学校をPFI事業により新設したためである。平成23年度は、このような大規模な普通建設事業がなかったが、災害復旧費や維持補修費が増加したため、8.5%上昇した。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

平成19年・20年と、財政調整基金残高・実質収支額ともに標準財政規模比に対する割合が上昇してきたが、21年度は区画整理事業完了に伴う人口増により小学校を建設したため、実質収支額が下がり、実質単年度収支も下がった。22年度はこのような建設事業がなく、財政調整基金も160,000千円積立できたため、比率も大幅に上がった。23年度は前年度と比較して翌年度繰越財源が多かったため結果的に実質単年度収支がマイナスとなり、実質収支比率も下がった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

水道事業会計は資金不足額・剰余金が多額のため標準財政規模比に占める割合が大きく、20%から25%の範囲内で推移している。一般会計は21年度に実質収支額が減額となったことにより割合が減少したが、22年度・23年度は10%台と例年並みに上昇した。各会計ともほぼ横ばいに割合が推移しており、全て黒字であることから、良好な財政といえる。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

元利償還金や公営企業債の元利償還金に対する繰入金は年々増加し、組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等地方債現在高が減少したため下がり、債務負担行為に基づく支出額は横ばい状態であった。平成21年度は区画整理事業完了に伴う人口増により小学校新設開校に伴い、什器備品などの債務負担行為額が急激に増えたため、実質公債費比率の分子が上昇した。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高、退職手当負担見込額はほぼ横ばい状態であったが、平成21年度は区画整理事業完了に伴う人口増により、小学校を新設したため一般会計地方債が増え、さらに新設校開校に伴う什器備品などの債務負担行為額が急激に増えた。また充当可能基金も減少したため、将来負担比率の分子が大幅に上昇した。平成23年度は、ほぼ横ばいで推移していた公営企業債等繰入見込額が増えたため、将来負担比率の分子が前年度より若干上昇した。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,