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地方財政ダッシュボード

埼玉県八潮市の財政状況(2010年度)

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

平成17年8月のつくばエクスプレス開通後、人口の増加や駅周辺の開発などに伴い税収が増加しており、類似団体の平均値を上回る1.07となっている。今後についても、市税・国民健康保険税の収納率向上をはかり歳入の確保を図る。

経常収支比率の分析欄

人件費、扶助費等の増加により「92.5%」と類似団体平均を上回っている。今後も扶助費の増加が見込まれることから、定員管理計画による職員の削減や、第4次八潮市行政改革大綱に基づいた行政改革を鋭意取り組みながら、経常的経費の抑制に努め、財政の硬直化が進まないよう努めていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均に対し「2,612円」上回っている。主な要因として、人件費についてはつくばエクスプレスの開通に合わせた南部地区の市街地整備等に多くの人員を要しているため、人件費が多くなっている。平成22年6月に策定した「八潮市定員管理計画」に基づき職員の削減に努めている。物件費については、約65%を占める委託料について、法令等に基づき競争入札に付すべきものは、競争入札の方法により契約者を決定するなど、競争性を働かせながら経費の削減に努めていく。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数は、類似団体平均に対し「3.6ポイント」上回っている。今後についても、近隣市や類似団体などの状況を参考に給与水準の適正化を図る。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

つくばエクスプレスの開通に合わせた南部地区の市街地整備等に人員が必要であるため、類似団体平均を「0.3人」上回っている。人件費の抑制という観点から、平成22年6月に、「八潮市定員管理計画」を策定し、平成22年4月1日現在の職員数658人を基準として、平成23年度から平成27年度までに22人(3.3%)減の636人を定員目標とする。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率は、一般会計の公債費充当一般財源等が減少したことなどにより、単年度では、「12.443%」と前年度の「17.351%」より改善したものの、3ヶ年平均は「15.6%」と、類似団体平均を「5.5ポイント」上回っているため、今後も、平成19年度に策定した、「八潮市公債費負担適正化計画」にもとづき、地方債の残高を抑制するため、毎年度の地方債発行額は、その年度の元金償還金を超えないようする等、公債費等の適正化を図り、財政の健全化に努めていく。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は「160.3%」となっており、類似団体平均を上回っている。主な要因としては、地方債の現在高や債務負担行為に基づく支出予定額は減少したものの、南部東地区特定土地区画整理事業等の公営企業等繰入見込額が増加したことがあげられる。今後は、平成19年度に策定した、「八潮市公債費負担適正化計画」にもとづき、地方債の残高を抑制するため、毎年度の地方債発行額は、その年度の元金償還金を超えないようする等、公債費等の適正化を図り、財政の健全化に努めていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

人件費は、類似団体平均に対し「6.2ポイント」上回っている。主な要因としては、退職手当組合負担金が、類似団体平均と比べて高くなっているためである。平成22年6月に策定した、「八潮市定員管理計画」により平成27年度までに22人(3.3%)減の636人を定員目標とし、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

物件費は、類似団体平均に対し、「1.8ポイント」上回っている。賃金、旅費、需用費、役務費、備品購入費が類似団体平均を下まわっている一方で、委託料が類似団体平均を上回っているためである。委託料が多額となっている要因は、市民文化会館、生涯楽習館、駅前保育所などの公共施設を指定管理者に委託していることが挙げられる。今後は「第4次八潮市行政改革大綱」に基づき、物件費の削減に努める。

扶助費の分析欄

扶助費は、類似団体平均に対し「0.4ポイント」下まわっているものの、歳出総額に占める扶助費の割合は年々増加傾向にある。主な要因としては、経済状況悪化等に伴い生活保護費が増加したことが挙げられる。今後は、他の扶助費を含め「第4次八潮市行政改革大綱」に基づき「給付事業の見直しに伴う扶助費の適正化」を実施し扶助費の抑制に努める。

その他の分析欄

その他、維持補修費、繰出金は、類似団体平均に対し「4.3ポイント」下回っている。

補助費等の分析欄

補助費等は、類似団体平均に対し「1.9ポイント」下回っている。主な要因としては、負担金・寄附金のうち、国・県に対する負担金が類似団体平均に比べ低いためである。

公債費の分析欄

公債費は、類似団体平均に対し「2.2ポイント」上回っている。主な要因は、首都圏新都市鉄道株式会社への出資金・貸付金や、土地区画整理事業の財源に充てた地方債に係る元利償還金において、多額の経費を要したためである。今後は、「第4次八潮市行政改革大綱」に基づき、地方債の発行の抑制に努め公債費の縮減に努める。

公債費以外の分析欄

普通建設事業費は人口1人あたりの決算額において「44,199円」となっており、類似団体平均を若干上回っている。主な要因としては、土地区画整理事業や小中学校耐震化・大規模改修事業の実施に多額の経費を要しているためである。今後は「第4次八潮市行政改革大綱」に基づき、公共工事におけるコストの縮減により普通建設事業費の抑制に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

平成22年度末の財政調整基金残高は「406,696千円」と、前年度「827,957千円」に比べ「421,261千円」減となったこと等により、「2.69%」と前年比「2.54ポイント」減少となった。平成22年度実質収支額は、「1,013,951千円」と前年度「717,796千円」に比べ「296,155千円」増となったこと等により、「6.71%」と前年比「2.17ポイント」増加となった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

全ての会計において、赤字は無く黒字である。平成22年度の標準財政規模比は「19.86%」と前年度「16.75%」と比べて「3.11ポイント」増加となった。主な要因としては、一般会計において、実質収支額が「1,013,951千円」と前年度「717,796千円」に比べ「296,155千円」増となったこと等により、「6.71%」と前年度比「2.17ポイント」増加したことによるものである。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

元利償還金が「2,926百万円」と前年度に比べ「-453百万円」減少した主な理由は、八潮市民文化会館や生涯楽習館などの建設に係る地方債の償還が平成21年度で終了したためである。公営企業債の元利償還金に対する繰入金が「1,101百万円」と前年度に比べ「-317百万円」減少した主な理由は、八潮南部東地区区画整理事業に対する繰出金・負担金が減少したこと等などが挙げられる。その結果、分子全体では、前年度比「-775百万円」の減少となった。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

将来負担額のうち、一般会計等に係る地方債の現在高及び、債務負担行為に基づく支出予定額は減少したものの、下水道事業に係る将来負担額の増などにより、公営企業債等繰入見込額が前年度比「334百万円」の増となったことなどにより、将来負担額全体では「148百万円」の増加となった。充当可能財源等のうち、充当可能基金は、財政調整基金の残高の減等により、前年度比「-472百万円」の減少となったことなどにより、充当可能財源等全体では、「1,186百万円」の減少となった。その結果、分子全体では、「1,335百万円」の増加となった。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,