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財政力指数の分析欄3ヵ年平均では1.010ポイントと前年度から0.013ポイント上昇している。類似団体、全国平均、埼玉県平均からみて高水準を維持している。単年度の財政力指数は概ね横ばいで推移しており、前年度から0.037ポイント上昇した1.035ポイントとなっている。 | 経常収支比率の分析欄経常収支比率は前年度から3.1%上昇した88.2%となった。分母となる経常一般財源及び臨時財政対策債については、地方税が増加したものの、利子割交付金、配当割交付金、株式等譲渡所得割交付金、地方消費税交付金及び普通交付税が大きく減少し、更に臨時財政対策債が皆減(-81,416千円)となったため、前年度から180,926千円減少した。また、分子となる経常的事業に充当した一般財源については、人件費、扶助費及び物件費に充当した一般財源の増加に伴い、前年度から326,018千円増加した。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄人口一人当たり人件費・物件費等決算額について、前年度より160円増加した101,168円となった。過去5年間を比較すると概ね横ばいに推移している。これまで人件費の抑制、事務の効率化を図るため民間委託等を推進してきたが、平成28年度については、人件費について、平成28年4月からの給料表改定及び期末勤勉手当の支給率見直し等により46,697千円の増加となった。物件費については、総合福祉会館及び市民文化センターに対する指定管理料等は減少傾向にあるものの、新設小学校と複合的に設置された図書館分館及び保育クラブに対する委託料等が増加し、前年度に比べて29,850千円の増加となった。物件費のうち委託料が大きい割合を占めており、経常的な委託事業の見直し・再精査を行い、物件費の抑制に努める。 | ラスパイレス指数の分析欄ラスパイレス指数は職員構成の変動により前年度と比較して1.6ポイント上昇した101.3となった。今後も、国や近隣市、人事院勧告を考慮し適正化に努めていく。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄これまでの定員適正化の取組において、事務事業の見直し、民間委託の推進等を積極的に推進してきたことにより、県内の地方公共団体や全国の類似団体に比べて少ない職員数で行政運営を行っている。今後は、現在の職員数を指標としながら、社会構造の変化、権限移譲等の推進により増大する行政需要を的確に把握し、効率的に事務を執行できるよう常に最適な職員数の実現に努める。 | 実質公債費比率の分析欄実質公債費比率は、前年度と比較して0.1%上昇した2.8%となった。分子では元利償還金等の額が減少したことと、そこから控除する基準財政需要額算入経費が若干増加したことにより、分子全体としては減少した。また、分母では標準税収入額等の増加により、分母全体としても増加した。比率は横ばい傾向にあるが、今後も将来世代に過度な負担を残さないよう、計画的かつ安定的な財政運営に努める。 | 将来負担比率の分析欄将来負担比率は前年度と比較して0.8%下降した57.1%となった。分子では将来負担額から控除する充当可能財源等の減少等により、分子全体としては増加した。また、分母では標準財政規模等の増加により、分母全体としても増加した。これにより将来負担比率としては若干改善したが、今後についても将来世代に過度な負担を残さないよう、計画的かつ安定的な財政運営を行い、将来負担の低減に努める。 |
人件費の分析欄人件費について、前年度から0.9ポイント上昇した21.8%となった。本市では人件費の抑制を図るため公共施設の指定管理者制度の活用や職員の再任用制度を活用するといった取組を行ってきたことにより、人件費の比率は類似団体等各平均値を下回っている。今後も効率的な行政運営を行い、人件費の適正化に努める。 | 物件費の分析欄物件費について、前年度から1.6ポイント上昇した26.5%となった。本市の物件費の比率は類似団体等各数値を大きく上回っている。これは、これまで人件費の抑制のため公共施設の指定管理者制度の活用や事務の効率化を図るためのシステム導入などを推進してきたことが要因である。今後は委託事業の精査、見直しを行うことにより、物件費の抑制に努める。 | 扶助費の分析欄扶助費について、前年度から0.6ポイント上昇した13.6%となった。本市は保育園待機児童解消など子ども・子育て支援施策を重点的に行っていること、社会保障関連経費が逓増していることなどから、扶助費の大幅な削減は難しいものの、今後も「和光市健全な財政運営に関する条例」に基づき扶助事業の見直しを行い、適正化に努める。 | その他の分析欄その他について、前年度と比較して概ね横ばいの7.1%となった。その他のうち繰出金について、後期高齢者医療特別会計及び介護保険特別会計への繰出金が前年度に比べ増加している。本市の比率は類似団体等各数値を大きく下回っているが、今後も適正化に留意する。 | 補助費等の分析欄補助費等について、前年度から0.3ポイント上昇した8.9%となった。比率はほぼ横ばいで推移しており、今後も「和光市健全な財政運営に関する条例」に基づき、補助金の公益性について見直しを行い、補助費等の適正化に努める。 | 公債費の分析欄公債費について、前年度から0.5ポイント下降した10.3%となった。今後は公共施設の更新や区画整理事業等、普通建設事業による地方債残高の増加が見込まれるが、元金償還額と地方債発行額のバランスに留意し、地方債残高の抑制に努める。 | 公債費以外の分析欄公債費以外について、前年度から3.6ポイント上昇した77.9%となった。今後も引続き新たな歳入確保に努めるとともに、物件費等の経常事業の見直しや扶助費や補助費の適正化に努め、比率の改善を図る。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄総務費については、和光市駅可動式ホームドア設置に係る補助金の皆減や、埼玉県知事選挙、埼玉県議会議員選挙、和光市議会議員選挙及び国勢調査費用の皆減により、前年度より3億1千万円減少した30億3千万円となった。民生費については、民間保育園運営委託料の増加や小規模保育事業所の新設に伴う負担金の増加、介護給付費・訓練等給付費の増加及び生活保護費の増加により、前年度と比べて9億2千万円増加した111億9千万円となった。土木費については、道路整備に伴う費用の減少及び通学路緊急安全対策費用が減少したことにより前年度より1億5千万円減少した36億9千万円となった。教育費については、平成27年度に完成した小学校に係る建設費用が皆減したことにより、41億7千万円の減少となったものの、平成28年度から開校した当該小学校に係る委託料及び複合的に建設された図書館分館の管理運営費と施設整備費が新たに発生したことに伴い、前年度と比べて34億7千万円減少の28億5千万円となった。結果として、歳出総額は前年度から31億645万2千円減少した256億138万3千円となった。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄人件費については、平成28年4月からの給料表改定及び期末勤勉手当の支給率見直し等により46,697千円の増加となった。扶助費については、小規模保育事業所が前年度に比べて7園増加したことに伴う負担金の増加、臨時福祉給付金事業費の増加、介護給付費・訓練等給付費の増加等の社会保障関連経費の逓増により前年度に比べて5億5千万円の増加となった。一方、公債費については市民文化センター建設に係る地方債の元利償還金の返済が前年度に完了したことに伴い、8千6百万円の減少となっているものの、義務的経費全体で比べると、前年度から5億2千万円増加した120億6千万円となった。普通建設事業費については、補助単独共に平成28年度に開校した小学校建設に係る本体・外構工事等が前年度に完了したことに伴い、35億6千万円の減少となった。物件費については、総合福祉会館及び市民文化センターに対する指定管理料等は減少傾向にあるものの、新設小学校と複合的に設置された図書館分館及び保育クラブに対する委託料等が増加し、前年度に比べて29,850千円の増加となった。補助費等については、昨年度発生した市税における過誤納還付金及び還付加算金が減少し、プレミアム商品券発行事業費補助金が皆減したことに伴い、昨年度に比べて1億8千万円の減少となった。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄有形固定資産減価償却率は、前年度から1.5%上昇した56.2%となった。和光市立第二中学校給食室の増築工事などの公共施設更新があったものの、それを上回る減価償却が進行したことによるもの。今後、公共施設の老朽化に対応した対策がますます必要となってくる。他市と比較した順位は中位であり、他団体比較という観点では平均的な状況であることが分かる。 | 債務償還可能年数の分析欄 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析将来負担比率は0.8%減少した57.1%となった一方で、有形固定資産減価償却率は1.5%上昇した56.2%となっている。将来負担比率の減少は、分母項目の1つである標準財政規模の増加による影響であり、一概に本来行うべきであった老朽化対策が先送りされている状態であるとはいえないが、有形固定資産減価償却率の水準の上昇を踏まえ、今後は公共施設の老朽化に対応した対策がますます必要となってくることが分かる。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析将来負担比率は平成24年度と比較して17.8%増加した57.1%となっているが、これは主に平成27年度に和光市立下新倉小学校を新設したことによるものである。一方、実質公債費比率は平成24年度と比較して1.5%減少した2.8%となっているが、これは過去の地方債の償還が進んだ一方、小学校の新設に伴う償還が開始となっていないことによる影響が主な要因である。類似団体の傾向は将来負担比率、実質公債費比率ともに減少していっている傾向にあるが、これと異なる傾向となっているのは上述の和光市立下新倉小学校の新設による影響である。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄有形固定資産減価償却率は全ての項目で増加している状況である。人口一人当たり面積等については全ての項目で減少しているが、これは分母項目である人口が増加していることによるものである。また、児童館を除き、類似団体内平均を下回る状況となっている。施設類型別でみたときに、有形固定資産減価償却率が高い水準にあるものを挙げると、道路(60.6%)と児童館(60.3%)が挙げられ、これらについては公共施設の老朽化対策の必要性が高い類型であることが読み取れる。一方、率ではなく有形固定資産減価累計額でみれば学校施設の老朽度の影響が大きいため、学校施設の老朽化対策についても注視するべきである。 |
図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄有形固定資産減価償却率は消防施設を除いた全ての項目で増加している状況である。消防施設については、防災行政無線固定系子局整備工事による取得価額の増加に伴い有形固定資産減価償却率は減少している。人口一人当たり面積等については全ての項目で減少又は横ばいとなっているが、これは分母項目である人口が増加していることによるものである。施設類型別でみたときに、有形固定資産減価償却率が高い水準にあるものを挙げると、一般廃棄物処理施設(75.1%)と保健センター・保健所(67.8%)が挙げられ、これらについては公共施設の老朽化対策の必要性が高い類型であることが読み取れる。人口一人当たり面積等については、福祉施設及び市民会館を除き、類似団体内平均を下回る状況となっている。 |
資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況一般会計等では、資産総額が期首から488百万円の減少(△0.53%)となった。事業用資産では、第二中学校給食室の改築工事や第三中学校トイレ改修工事などによる資産の取得があったが、減価償却による資産の減少が上回ったことから584百万円が減少した。インフラ資産では、上谷津公園用地の取得や市道や公園の整備による資産の取得があり、減価償却による資産の減少を上回ったことから224百万円増加した。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況連結では、一般会計等に比べて、連結対象企業等の事業収益を計上し、経常収益が2,255百万円多くなっている一方、人件費が1,468百万円多くなっているなど、経常費用が17,785百万円多くなり、純行政コストは15,489百万円多くなっている。 |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況全体では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が7,194百万円多くなっており、全体の本年度差額は51百万円となり、純資産残高は前年度から16百万円の増加となった。 |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況一般会計等では、業務活動収支は918百万円であったが、投資活動収支については、第二中学校給食室の改築工事の実施や上谷津公園用地の取得等を行ったことから、△1,323百万円となっている。財務活動収支については、地方債の発行額が地方債償還支出を上回ったことから、89百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から317百万円減少し、1,172百万円となった。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況住民一人当たり資産額が類似団体平均を大きく下回っている要因としては、面積が比較的狭いことにより公共施設の総保有量及び総床面積が少ないこと、人口密度が高いこと、また合併をしていないことにより施設の重複がないことなどが考えられる。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率将来世代負担比率は、類似団体平均を下回っている。今後も現在の住民と将来の住民との負担のバランスを取りながら、適切に地方債を発行していく。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況住民一人当たり行政コストが類似団体平均を大きく下回っている要因としては、面積が比較的狭いこと、人口密度が高いこと、指定管理や委託を進めてきたことにより住民に対する職員数が少ないこと、また合併をしていないことにより施設の重複がないことなどが考えられる。引き続き行財政改革を進め、サービス水準を確保しながら適切な行政コストに留めていく。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況住民一人当たり負債額が類似団体平均を大きく下回っている要因としては、比較的狭い面積に対して、人口密度が高く、合併をしていないことにより施設の重複がないことなどが考えられる。都市基盤整備や公共施設の更新等により今後の地方債の発行額は高い水準となることが想定される。 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況受益者負担比率は類似団体平均を若干下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担割合は比較的低くなっている。今後とも定期的に公共施設等の使用料の見直しを行うとともに、公共施設等の利用回数を上げるための取り組みを行うなどにより、受益者負担の適正化に努める。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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