事業・施設概要
| 都道府県 | 栃木県 | 経営主体 | 鹿沼市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 94,182人 | 現在処理区域内人口 | 3,006人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 2,641人 | 現在処理区域面積 | 182ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,332m³/日 | 下水管布設延長 | 74km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
令和2年度から地方公営企業法を適用したため、令和元年度以前のデータは無い。①経常収支比率は、物価高騰の影響等により、前年度より若干低下したものの、129.09%と類似団体平均値より高くなっている。しかし、経常収益約2億2,075万円中、基準外繰入金が約5,161万円を占めており、基準外繰入金の削減が今後の課題である。②累積欠損金は無い。③流動比率は、9.52%となっており、類似団体と比較し約29%下回っている。流動負債約1.5億円のうち、約1.4億円が企業債の償還金であり、その財源は一般会計からの繰入金に頼っている状況であるため、資金繰りに余裕はない。④企業債残高対事業規模比率は、類似団体と比較し高い値となっているが、過去の借入れについては償還のピークアウトを迎えており、今後減少していく見込みである。⑤経費回収率は、95.48%であり、費用を使用料で賄えていないため、使用料改定の検討や効率的な事業運営が必要な状況である。⑥汚水処理原価は、類似団体と比較し低い値となっているが、経費回収率が100%未満であるため、効率的な事業運営が必要な状況である。⑦施設利用率は、72.45%で類似団体を約20%上回っており、適切な施設規模であると考えられる。⑧水洗化率は、類似団体とほぼ同じ水準であるが、今後も水質保全や使用料収入確保のため、普及促進に努め、水洗化率向上に取り組んでいる。
老朽化の状況について
令和2年度から地方公営企業法を適用したため、令和元年度以前のデータはない。農業集落排水は、平成2年度から15年度の間に下南摩、酒野谷、菊沢西、北半田の4地区で供用を開始し、現在のところ耐用年数を迎えた管渠はない。しかし、処理施設の老朽化が進む中、施設の修繕や更新等については、計画的に行っていく必要がある。
全体総括
経費回収率から、使用料収入では維持管理費を賄うことができておらず、一般会計からの繰入金に依存する状況であることが分かる。経営の効率化を図りながら事業を行っているものの、人口減少等に伴うサービス需要の減少、それに伴う使用料収入の減少が懸念され、一方で、施設の老朽化に伴う更新需要の増大が見込まれるため、経営環境は厳しさを増すことが予測される。引き続き、経営戦略に基づく適切な事業運営に努めると共に、適切な施設規模や共同化などについても検討すると共に、今後は、民間の経営ノウハウによる事務の効率化、経営改善に向けてウォーターPPPの導入に取り組む。
経営状況
収支構造
総額2.2億円
総額1.7億円