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財政力指数の分析欄長引く景気低迷により個人・法人関係の税収が落ち込んでいたが、平成24年度は東日本大震災からの復興特需により法人税収が増加した。しかし固定資産税の家屋などは、固定資産の評価替えと東日本大震災による影響が重なり減収となっている。財政力指数は0.50と類似団体は上回っているものの県市町村平均0.69を大きく下回っており、財政基盤は脆弱である。安定的な財政運営をするためには、歳入の確保が急務であり、企業誘致を積極的に推進している。また、平成20年度から5年間で徴収率平均が92.3%と大きな成果を上げているが、引き続き収納率向上の取り組みを強化していく。 | 経常収支比率の分析欄平成24年度は地方税(法人税)収入が増加し分母となる経常一般財源総額が増加したが、分子である経常経費充当一般財源等(繰出金)も増加したため前年同ポイントとなった。また平成18年3月に策定した第2次潮来市行政改革大綱(その後集中改革プランへ)により、職員数の削減による人件費抑制、地方債の発行抑制(発行枠10億円)による公債費削減、事務事業見直し、市税徴収率向上のため収納体制整備など推進した成果が表れてきている。総合計画での目標経常収支比率91.0%は達成したものの、引き続き経常経費の削減に努めていく。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄社会資本整備や行政サービス水準により人口一人当たりの決算額が変化するため、単純に団体間の比較をすることは困難であるが、類似団体に比べれば人件費が低いため一人当たりの決算額は低い。しかし、全国市町村平均・県市町村平均と比べると上回ることから、施設等の管理を含め行政運営の更なる効率化を進める必要がある。 | ラスパイレス指数の分析欄平成25年4月1日現在のラスパイレス指数(106.6)については、国家公務員が給与の臨時特例減額措置の影響により100を超えているが、平成25年7月に国に準じた職員給与の減額を実施したことにより,7月以降のラスパイレス指数は98.4となっている。年功的な給与体系となっており、今後はこうした要素が強い給料表の構造を見直す必要がある。また、職務・職責に応じた構造への転換を図るため、勤務成績に基づく昇給制度の導入に着手し、ラスパイレス指数を106.6から類似団体平均値まで低下させるよう努めていく。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄職員数が、207人(平成24.4.1)→203人(平成25.4.1)と4人減となり、過去からの新規採用抑制政策により類似団体平均を下回っている。今後職員数については、定員管理の適正化に努めるとともに、平成19年度当初280人から定年退職者等に対し採用を控える等で職員人件費の削減を図る。 | 実質公債費比率の分析欄平成16年度から実施してきた地方債発行抑制(発行枠10億円以内)の効果により元利償還金は年々減少している。また、算入公債費等では災害復旧費等に係る基準財政需要額が増加しているため実質公債費比率は1.9%低下した。今後も事業を厳選し、発行抑制に努める。 | 将来負担比率の分析欄将来負担額については、退職手当負担見込の減、財政調整基金残高の増、また平成16年度から実施してきた地方債発行抑制(発行枠10億円以内)の効果により、平成23年度と比較し平成24年度は比率が低下した。また類似団体平均と比較しても16.6%と大きく下回っている。今後も事業を厳選し、地方債発行抑制に努め、地方債残高の圧縮につとめる。 |
人件費の分析欄分母となる経常一般財源総額が増加し、分子である経常経費充当一般財源等(人件費)が減少したため、前年度から1.7ポイント下がっており、人件費は、前年度より120,487千円の減、経常収支比率は類似団体と同水準となっている。人件費の傾向では、職員数は少ないものの平均年齢が高いため職員一人当たりの給与等が類似団体と比べ高い水準となっている。年齢構成によるところも大きいが、適正な定員管理を実施し(平成25年度定員234人17年~24年61人減)、新規採用の調整による職員数の低減を進めており、今後は段階的に効果が表れてくる見込みである。 | 物件費の分析欄物件費が類似団体平均に比べ高くなっているのは、主に一般廃棄物処理施設及び教育施設等の維持管理経費が多額になっていることによる。特に一般廃棄物処理施設の維持管理については、潮来市の規模で管理するには効率が悪いこともあり、近隣自治体との広域化など多面的に検討を進めている。 | 扶助費の分析欄類似団体とほぼ同じ水準である。近年特に、子育て支援対策が充実されている関係から児童福祉分野の扶助が増加傾向にある。扶助費については、法令等に基づくものがほとんどであるため、財政状況にかかわらず給付するが、資格審査や自立支援等を強化し受給の適正化に努めている。 | その他の分析欄前年度より2.5ポイント増加している要因は、特別会計への繰出金が挙げられる。国民健康保険や介護保険など医療や福祉分野の経常的な繰出金が増加の傾向にある。医療費削減効果のある事業に積極的に取り組み、保険料等と給付のバランスを保持することに努める方針である。今後、下水道事業が増加することが見込まれるため、独立採算の原則に立ち返った事業執行を図り、一般会計の負担軽減に努めていく。 | 補助費等の分析欄類似団体平均値を下回っているが、集中改革プランでは補助金等の整理合理化や公共的団体への負担金の見直しを掲げており、今後も補助負担金の適正化に努める。 | 公債費の分析欄公債費に関する経常収支比率は類似団体を下回っている。また、実質公債費比率、将来負担比率の財政指標も年々下がってきており、平成16年度から地方債発行抑制(発行枠10億円以内目標)を行い地方債残高の縮減に努めている効果が徐々に出始めている。今後、道路・公園・学校などの整備予定があるが事業計画を調整し、将来的には10億円程度で基礎的収支が均衡することを目標に地方債発行抑制を継続する。 | 公債費以外の分析欄人件費、補助費等が減少し類似団体よりも良好な数値となった反面、増加傾向にある繰出金、物件費について集中改革プラン等により抑制に努める。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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