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福島県南相馬市:公共下水道の経営状況(2014年度)

🏠南相馬市

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経営比較分析表(2014年度)

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

経常収益比率は103.11%で黒字であるが、累積欠損金比率が平均値より高い状態(362.56%)である。ただし、累積欠損金比率は前年度(410.90%)に比べて減少しているので、引き続き減少させる必要がある。対策としては、水洗化率が平均より低い状態であるので、排水設備設置工事資金利子補給金制度を設け、接続率が増加するように努めている。企業債残高対事業規模比率についてはH23に上昇したもの、その後は年々減少している状態である。汚水処理原価については平均より低い金額(106.09円)となっており、そのため経費回収率は平均より高い状態(143.17%)である。

有形固定資産減価償却率

管渠老朽化率

管渠改善率

老朽化の状況について

管渠老朽化率について、H24より発生しているが、管渠改善率は0%であるので、今後計画的に改善の対応をしていく必要がある。

全体総括

当市では、東日本大震災と東京電力の原発事故により、いまだに一部の地区において避難指示が継続されている。そのような状況の中で、想定していなかった復旧に係る事業を行うことにより、一時的に財政状況が悪化したが、経常収益比率の上昇・累積欠損金比率や企業債残高対事業規模比率の低下など、徐々に回復の傾向を示している。今後も引き続き経営状況を改善させるよう努める必要がある。また、今後は管渠の老朽化が進むことから、計画的に改善の対応を進めていくことが求められる。具体的には、本年度に管渠施設長寿命化計画の作成に向けた調査・診断業務を実施しており、来年度以降に計画策定・実行と進めていく。

出典: 経営比較分析表,

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