事業・施設概要
| 都道府県 | 福島県 | 経営主体 | 南相馬市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 工業用水道事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | 小規模 | 契約水量 | 33,100m³/日 |
| 一日平均配水量 | 30,757m³/日 | 一日配水能力 | 40,600m³/日 |
| 導水管延長 | 15,698m | 送水管延長 | 0m |
| 配水管延長 | 31,706m |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①R6年度は、対前年度比3.66ポイント減少し、健全経営の水準とされる100%を4.44ポイント下回る結果となった。渇水に伴う対策(自主節水)を実施したことによる減免水量の増加(給水収益の減少)が主な要因であり、指標の悪化は一時的なものと捉えている。②R6年度において未処理欠損金が発生したことにより、前年度比4.82ポイント増加したが、全国平均、類似団体(以下、類団)平均を大きく下回っている。③値が大きく減少したR5年度から横ばい状態ではあるものの、100%は大きく超えており、支払い能力は十分備えている。④企業債の償還に伴い、前年度比6.00ポイント減少した。全国及び類団平均値より企業債残高割合が少なく、他団体と比べて債務は軽いといえる。⑤給水原価の増加により、前年度比4.04ポイント減少し、100%を5.21ポイント下回った。給水減価を水道料金で回収できていないため、今後、維持管理経費の縮減や経常費用の見直し等に取り組むことで給水原価を抑えながら、料金回収率の向上を目指す。⑥経常経費の増加等により前年度より1.90ポイント増加した。維持管理費の縮減や経常費用の見直し、投資の効率化を進める必要がある。⑦全国及び類団平均値を大きく上回っており、今後もほぼ横ばい状態が続くものと予測される。⑧契約率に変更はない。全国及び類団平均値は上回っている。今後も契約ユーザーに対し、給水の安定的な供給に努めていく。
老朽化の状況について
①全国及び類団平均値は下回っているが、比率は年々上昇傾向にあるため、H27年度に策定したアセットマネジメント計画等に基づき、財源確保や経営に与える影響等を考慮し、施設や管路の計画的な更新を実施する必要がある。②③同時期に設置した管路が法定耐用年数に達し、更新時期が一斉に到来し始めたこと伴い、経年化率、更新率が共に増加した。今後、さらに更新必要な管路の増加が見込まれるため、事業費の平準化を図り、効率的な更新に取り組む。
全体総括
経常収支率が、健全経営の目安である100%を4.44ポイント下回ったが、渇水に伴う一時的なものと分析しており、当市工業用水道事業の経営は、概ね良好と捉えている。一方で、渇水の長期化による給水収益のさらなる減少も懸念されることから、維持管理費の縮減や経常費用の見直しのほか、料金改定も視野に入れた水道料金の適正化の検討に取り組み、より効果的な経営に努める必要がある。また、今後、老朽化した施設や管路の更新需要を迎えることから、経営戦略やアセットマネジメント計画に基づき、中長期財政収支を見通した中で計画的に施設等を更新し、維持管理の効率化を一段と進めるとともに施設の長寿命化に取り組みながら、工業用水の安定供給に努めていく。
経営状況
収支構造
総額3.6億円
総額3.8億円