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地域において担っている役割当院は、一般医療の提供のほか、救急・小児などの地域に不可欠な医療や災害・感染症への対応も行い、相双地域における基幹的な公立病院として、地域医療の確保に重要な役割を果たしている。さらに、令和4年度は新型コロナウイルス感染症への対応においても重点医療機関としての役割を果たしている。※令和元年度に市立小高病院を廃止し、市立総合病院附属小高診療所としたことから、元年度以降の指標は総合病院+小高診療所となっている。※④病床利用率については、R03までは稼働病床230床に対する利用率であり、R04は引き続き稼働病床230床であるものの許可病床300床に対する利用率となっている。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について医業収支では苦戦した一方で、地域で求められる新型コロナウイルス感染症への対応への対価として国・県補助金が導入できたことから経常収支比率が100%を超えた。経営健全化に向けては医業収支の改善が必要不可欠であるため、地域連携の強化や病床利用率の改善など、改善の取組を推し進めていかなければならない。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について平成28年度に脳卒中センターを建設したことに伴い、有形固定資産減価償却率が一時的に低下したものの、本館については平成4年度の建設以降は対策工事を実施していないことから設備の老朽化が進んでおり、早急に老朽化対策工事等の対応が必要であると認識している。また、器械備品については法定耐用年数を超えて使用している医療機器も多いため、設備同様に更新が必要となるものと予想される。 |
全体総括医業収支の改善などの経営健全化の取組が重要であるものの、新型コロナウイルス感染症への対応など地域で求められる役割を果たせている。また、設備・器械備品の老朽化が進んでいる現状を踏まえ、計画的な設備投資が必要である。今後も経営健全化に向けた取組を継続し、地域で必要とされる医療機能の充実及び地域に不足する医療の提供を安定的にできるよう引き続き努めていく。 |
出典:
経営比較分析表
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