事業・施設概要
| 都道府県 | 福島県 | 経営主体 | 田村市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 33,295人 |
| 現在給水人口 | 18,538人 | 給水区域面積 | 12,259ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率・②累積欠損金比率R2年度より一般会計の補助金見直しにより減額となっているが、R4年度は管路漏水修繕、電気料の上昇等で補助金を増額、かつ、その他の費用の抑制を行い前年比では比率が上回ったが、平均値からは低い状況にある。施設の老朽化により修繕費等が増加傾向にあるため、本市水道事業ビジョンに基づき計画的な経営を進めていく必要がある。これまで欠損金は発生していない。③流動比率100%を超えてはいるが、類似団体と比べ低く、流動資産(現金)を見据えた経営改善を図る必要がある。④企業債残高類似団体より2倍近くになっており、企業債への依存度が高い。今後施設保全改修等に要する借入が予定されていることから、留保資金を効率・効果的に活用して企業債の発行を抑制していく必要がある。⑤料金回収率給水収益の減、及び修繕費の増により100を下回った。今後の施設の維持や修繕等に備え、料金改定等、費用に見合う料金収入の確保を図る必要がある。⑥給水原価類似団体との比較では高くなっており、更なる費用の抑制に努め経営改善を図る必要がある。⑦施設利用率類似団体と比べ低く人口減少等による一日最大給水量を勘案し、施設の適正規模によるダウンサイジングや周辺自治体との広域化・共同化等の検討を進める必要があると考える。⑧有収率前年比上昇しているが、漏水防止対策や漏水事故早期復旧等により更に有収率向上に努めていく必要がある。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率増加傾向にあるが、類似団体と比べ低い結果となっている。一部耐用年数を超えた資産があり、また、法定耐用年数に近い資産が増えてきているため、計画的な施設の更新を進めていく。②管路経年化率引き続き事業費の平準化を図り計画的かつ効率的な更新に取り組んでおり、徐々に改善されていく見込みである。③管路更新率他の関連事業等による新設布設工事が多く、更新工事が進まなかった。計画的な管路の更新投資を行っていく。
全体総括
経営の健全性・効率性では、指標類似団体と比較し、経常収支比率や流動比率、施設利用率が下回っている。一方、料金回収率、有収率は上回っているが、給水原価が高い状況である。また老朽化の状況では、法定耐用年数に近い資産や経過した管路を多く保有している。経営改善のためには、給水収益が低く一般会計からの補助金に依存していること、施設や管路の老朽化が進んでいることを主要な要因として捉え、料金改定や経常費用の抑制、本市水道事業ビジョンに基づく計画的な施設更新、ダウンサイジング、広域化・共同化等を図る必要がある。また、建設改良事業の財源は企業債への依存度が高いため、事業費を抑制し、留保資金を効率・効果的に活用して健全化を図っていく必要がある。
経営状況
収支構造
総額6.2億円
総額5.9億円