事業・施設概要
| 都道府県 | 秋田県 | 経営主体 | 上小阿仁村 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 1,996人 | 現在処理区域内人口 | 720人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 674人 | 現在処理区域面積 | 77ha |
| 晴天時現在処理能力 | 771m³/日 | 下水管布設延長 | 18km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
令和3年度に隣接する下水道施設との統合工事が行われ、農集1地区が下水道に編入されたことにより、使用料収入の減少が見られる。また、令和4年度に発生した大雨による災害のため、災害復旧事業に対して一般会計繰入金が充てられているため、繰入金の総額は前年度より増額している。それにより財源構成は、歳出総額に対する使用料収入が占める割合が約24%ほどで、残り約76%を一般会計繰入金で賄われている。経費の内訳は償還金及び人件費が全体の約62%であり、一般会計繰入金が充てられている。収益的収支比率は、総収益の増加等により前年度から約5.7%増加した。経費回収率は使用料収入の減少及び汚水処理費の増加等により約31.5%と大幅に減少し、全国及び類似団体平均値を4年ぶりに下回る結果となった。汚水処理原価は汚水処理費の増加等により前年度より約122円増加し、全国及び類似団体平均値より高い数値となった。施設利用率は処理施設1つが廃止されたため約8.6%減少し、50%を大きく下回った。水洗化率については、すべての計画区域が整備済みのため、高い水準で推移している。令和3年度の下水道との統合工事により、水洗化率の高い地域が下水道区域となったため、ここ5年間で最も低い水洗化率となっている。
老朽化の状況について
村内に整備された4地区の処理場の内、下水道区域との統合事業により1地区が下水道区域となったため1つの処理場は廃止となった。残り3つの処理場は供用開始から古いもので25年以上経過しているが、管路は耐用年数からみても当面更新する予定はない。平成27年度に実施した施設機能診断調査及び最適整備構想に基づき、統廃合により効率的な更新に努める。
全体総括
令和3年度に隣接する下水道施設との統合工事が行われ、農集1地区が下水道に編入された。その影響で農集人口と使用料収入は減少した。令和4年度は大雨災害が発生し、復旧事業により総費用が増加したが、使用料収入は減少したため一般会計からの繰入金に頼らざるを得ず、ますます依存体質が浮き彫りとなり、厳しい運営状況となっている。令和5年度以降は法適用企業会計となるため、今後の使用料改定についての協議を含め、経営の健全性・効率性の推移を注視していく。供用開始からそれぞれ相当期間が経過し、順に更新時期を迎える。最適整備構想に基づき、低い施設利用率の解消も考慮し、平成30年度から隣接する下水道施設との統合計画が始まる等、効率的な事業運営を進めていく。
経営状況
収支構造
総額6,909.4万円
総額3,699.5万円