秋田県仙北市:田沢湖病院の経営状況(2023年度)
秋田県仙北市が所管する病院事業「田沢湖病院」について、2023年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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経営比較分析表(2023年度)
地域において担っている役割
二次医療圏唯一の障がい者施設等一般病棟を有し、重度の肢体不自由者、医療行為の多い重度意識障害患者及び神経難病患者を受け入れ、慢性期医療を担い、地域の医療を支えており、障がい者施設等一般病棟の基準を満たした残りの病床は、一般病床として、診療所的な役割も担っている。また、既に始まっている超高齢化社会に見合った地域完結型多職種連携について、関係機関と連携し過疎地における在宅医療の充実に重要な役割を担っている。
経営の健全性・効率性について
令和5年度の経常収支比率は99.6%で、3年連続の赤字となった。その結果、累積欠損金比率は前年度より5.4%上昇し263.1%となった。これは、類似病院平均値(以下、平均値という。)の144.6%と比べ、大幅に高い比率であり、非常に厳しい経営状況が続いている。入院患者1人1日当たり収益は入院基本料の引き上げ等により前年度より578円上昇したものの、入院患者数の減により入院収益は前年度比で14,239千円(4.0%)の減となった。外来患者1人1日当たり収益は6,998円で、前年度より229円上昇し、外来収益は前年度比で3,458千円(2.0%)の増となった。これは、常勤医師が病気休暇を取得した間、市立角館総合病院から応援医師の派遣を受け、診療を継続するなど患者数の減少を最小限に抑えることができた結果である。しかし、医業収支比率、修正医業収支比率は、それぞれ66.8%、63.9%で、依然として一般会計繰入金への依存が強く、職員給与費対医業収支比率も84.8%と平均値77.5%を大きく上回った。また、病床利用率は65.0%で、周辺人口の減少が続いていることに加え、慢性的な医師不足などが影響し過去最低の利用率となった。
老朽化の状況について
病院建物は平成15年に建設されたものであり、有形固定資産償却率は類似病院平均値(以下、平均値という。)をわずかに下回っている。器械備品減価償却率は平成26年度からみなし償却制度を廃止したことより、償却累計額が上昇し、平均値を上回っているが、令和5年度に病院情報システムの導入や一般撮影装置の更新を行ったことにより87.8%となり、前年度の94.8%から7.0%減となった。一方で1床当たり有形固定資産は、前年度より約80万円増加し、平均値を上回る状況が続いているが、病床数が60床と少ないことも要因となっている。
全体総括
現在の病床機能は、一定のニーズはあるものの診療単価は低く、単年度収支の黒字化には常に高い病床利用率と一般会計からの継続的な繰り入れが必要となっている。退院患者数が新規入院患者を上回る状況が続いており、年々入院患者数が減少している。収益全体では前年度より8,469千円減少となったが、医業収益だけで見ると11,331千円減少しており、他会計補助金などの医業外収益で補うかたちとなった。一般会計からの繰入も過去最大となり、経営強化プランの着実な実行が求められる。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
田沢湖病院の2023年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の仙北市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。