事業・施設概要
| 都道府県 | 秋田県 | 経営主体 | 大館市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A4 | 行政区域内人口 | 66,218人 |
| 現在給水人口 | 55,332人 | 給水区域面積 | 9,387ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は過去5年100%を超えて黒字経営を継続し、②累積欠損金比率、③流動比率はともに健全を示す数値を維持しています。④企業債残高対給水収益比率からは、借入金への依存体質が見て取れますが、これは過去の施設整備における借入金の未償還残の累積ですので、今後の借入金への依存度合を平準化していくことで改善する見込みです。⑤料金回収率は、良好な状態が維持できており、適正な料金設定であることが分かります。⑦施設利用率は、平均値を上回る結果が続いています。しかし、今後水需要が減少していくと見込まれるため、供給能力が過剰とならないように施設規模等を適正に維持管理していく必要があります。⑧有収率が好転しない原因は、老朽化に伴う配水管等からの漏水が増加傾向にあるためで、⑥給水原価が引き上がる主な要因でもあります。この改善には多額の財政負担が伴い、相当の時間を要しますが、最新技術を活用した調査による補修箇所の特定・絞り込み精度の向上、補助事業の積極的活用、管路網の再構築するなど、様々な要素を加味しながら粘り強く対策を講じていきます。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率、②管路経年化率の増加は、拡張事業等で整備した施設、管路の老朽化及び法定耐用年数に達したためで、今後も率が上がることが予想されます。③管路更新は、施設整備(更新や補修)の緊急性や重要度を優先しており、計画通りには進まず、低調に推移しています。今後も法定耐用年数を経過した非適正資産をそのまま保有・使用し続けることは、漏水等の事故リスクの上昇にもつながることから、アセットマネジメントの計画・実行を前提とした、効率的な資産更新が求められます。
全体総括
経営の健全性・効率性及び老朽化の状況それぞれの分析結果から、概ね健全な経営状態であると判断します。これからは、人口減少に伴う給水収益の減少や施設の老朽化に伴う経費の増加など、厳しい経営状況が続くと予想されます。水需要に基づく管路や施設設備の更新を進め、令和8年度までに経営戦略の見直しを行い、将来を見据えた健全で持続可能な経営を進めていきます。
経営状況
収支構造
総額14.3億円
総額12.6億円