秋田県秋田市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
景気の持ち直しに伴う企業収益の回復により法人市民税が増加したものの、前年中における個人所得の減少により、市税収入が大きく落ち込んだことから財政力指数は前年度より0.02ポイント悪化した。類似団体の平均を0.13ポイント下回っていることから、経済・雇用対策を重点施策と位置づけ、商工業振興や雇用創出関連施策に重点的に取り組むとともに、市税や使用料等の未収金対策の強化を図り、さらなる歳入の確保に努める。
財政構造の弾力性
歳出面では、生活保護費などの扶助費や除排雪関係経費、下水道事業会計負担金の増加など、歳入面では、市税、地方特例交付金の減少などにより、前年度と比較して1.9ポイント悪化した。類似団体平均を2.2ポイント下回っているものの、繰上償還を活用した公債費の圧縮や定員適正化計画の着実な進捗による人件費の縮減を図るなど、不断の行財政改革に取り組み、比率の上昇を抑制する。
人件費・物件費等の状況
人件費には、定員適正化計画の進捗により職員給は減少したものの、退職者の増により総額では増加しており、物件費では、緊急雇用創出関連事業の実施や除排雪関係経費の増等により増加した。類似団体との差が拡大傾向にあることを踏まえ、委託料の見直しに重点的に取り組むなど、管理的経費を含む全ての事務事業にわたって経費の削減に努める。
給与水準(国との比較)
給与構造改革に伴って必要となる制度改正の原資を確保するため、国において昇給抑制を行ったことなどから、平成18年度以降100を上回っているが、類似団体との比較ではほぼ平均値となっている。また、これまで秋田県人事委員勧告に準拠し改訂を行ってきており、地域民間給与との均衡は図られている。
定員管理の状況
新規採用の抑制などにより普通会計の職員数は減少しているが、類似団体の平均値を上回っている。今後、第四次秋田市定員適正化計画を着実に実行し、27年度当初の職員数2,990人(企業会計含む)の達成に向けた取り組みを行う。
公債費負担の状況
地方交付税の増額による標準財政規模の増加や繰上償還の実施による公債費の減少等により、前年度と比較し0.7ポイント改善した。類似団体平均を上回っていることから、建設事業の実施にあたっては、緊急性や効果等を十分精査したうえで事業の年度間調整を図るなど、全会計において市債発行の抑制を図る。また、繰上償還に取り組み、公債費のさらなる圧縮に努める。
将来負担の状況
地方債現在高や債務負担行為に基づく支出予定額の減少により、前年度と比較して16.5ポイント改善した。今後も公営企業に対する負担金の精査を行うなど、健全な財政運営の維持に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
行財政改革の一環として公営企業(ガス事業および交通事業)を廃止した際に、当該企業職員を受け入れたため、人口1人当たり決算額は類似団体平均を上回っている。今後、第四次秋田市定員適正化計画を着実に実行し、人件費の抑制に努める。
物件費
除排雪関係経費の増加や緊急雇用創出関連事業の実施等により、物件費に係る経常収支比率が増加した。類似団体平均を上回っているが、委託料をはじめとする経常的な経費の見直しに努め、比率の抑制に努める。
扶助費
類似団体の平均を下回っているが、今後も少子高齢化の進展や各種制度改正に伴う本市負担割合の増加、景気低迷による生活保護費の増加等が見込まれることから、効率的な施策の推進に努める。
その他
その他に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、繰出金の増加が主な要因であり、平成22年度増加したのは、国民健康保険事業会計及び後期高齢者医療事業会計への繰出金である。
補助費等
農業集落排水事業会計が公営企業に移行したことにより増加したが、その他の公営企業への負担金等が繰上償還の実施による公債費の減少等に伴い縮減傾向にあることから、補助費等に係る経常収支比率はほぼ横ばいとなっている。類似団体平均を上回っているものの、各公営企業における各種料金設定等について、サービス水準と費用のあり方を踏まえた見直しを促すなど、引き続き負担金等の適正化に努める。
公債費
臨時財政対策債や合併特例債の償還額が増加しているため、類似団体の平均を上回っている。今後、建設事業については、事業の緊急性や効果等を十分に検討しながら年度間調整を行うなど、起債規模の適正な管理を行っていく。
公債費以外
焼却施設の更新や北部市民サービスセンター(仮称)の整備、中通一丁目地区の市街地再開発等の本格化により,普通建設事業費が大幅に増加している。今後、新庁舎建設や東部・南部市民サービスセンター整備等の大型建設事業を控えていることから、新規事業の実施にあたっては、事業の緊急性や効果等を十分に検討したうえで実施時期の年度間調整を図るなど、普通建設事業費の平準化に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
○財政調整基金残高普通交付税が増加したことに加え、歳出全般の見直しと併せて予算編成時の取崩し額を段階的に減らしたため、平成20年度からは増加傾向である。○実質収支額年々扶助費が増加しているが、歳出全般の見直しにより、概ね2%台を推移していたが、平成22年度は1.74%となった。○実質単年度収支今後、税収の伸びが期待できないことから低い水準となることが予想される。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
○現状一般会計および全ての特別会計で赤字が生じていない。○今後の対応各会計で適正な財政運営、企業経営を行っていく。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
○元利償還金臨時財政対策債や合併特例債の償還等により増加傾向にあるが、建設事業については、事業の緊急性や効果等を十分に検討しながら、年度間調整を図り、起債規模の適正な管理を行っていく。○公営企業の元利償還金に対する繰入金繰上償還に実施による公債費の減少に伴い、縮減傾向にある。○実質公債費比率の分子元利償還金の増に伴い、増加傾向にある。○今後の対応早期健全化基準未満であるが、今後とも市債発行の抑制を基調とし、比率のさらなる改善を図る。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
○一般会計等に係る地方債の現在高公的補償金免除繰上償還を実施ししたほか、市債発行を抑制しているため減少している。○公営企業債等繰入見込み額投資的事業の計画的な実施等により企業債残高は減少している。これに伴い償還に対する繰入額も減少している。○基準財政需要額算入見込額臨時財政対策債及び合併特例債の償還が本格化したため増加している。○将来負担比率の分子公的補償金免除繰上償還の実施により市債現在高および公営企業債等繰入見込額が減少している。また、合併特例債など基準財政需要額に算入される市債の割合が増えていることから減少傾向にある。○今後の対応庁舎の建設に伴い、充当可能基金が減少することが見込まれるが、今後も市債発行の抑制を基調として、比率の更なる改善を図る。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
秋田県秋田市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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