2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
旧産炭地域である本市は、基幹となる産業がなく法人税収に乏しい状況が続いている。また、個人住民税についても少子高齢化により労働力人口が減少している(平成17:19,383人→平成22:17,659人)ことから、特に所得割が伸び悩んでいる。依然として財政基盤は脆弱であり、財政力指数は全国平均及び県平均を下回る状況となっている。今後は、市税の徴収率向上や使用料の見直し、債権管理の強化等を通じて自主財源の確保に努めることとする。
平成25年度の経常収支比率は、職員給与の臨時特例措置により人件費が減額(平成24:2,811百万円→平成25:2,676百万円)となったことから、平成24年度から0.9ポイント改善し93.0%となっている。しかしながら、扶助費(経常収支比率14.8%)及び公債費(経常収支比率22.1%)が高止まりしていることから、類似団体の平均を大きく上回っている。さらに、改善の要因は単年度限りのものであり今後は高齢化の進行に伴い社会保障関係経費の増加が見込まれることから、引き続き行政経営プランに基づく歳入確保及び経常経費の削減により経常収支比率の改善に努めることとする。
行財政集中改革プラン(推進期間:平成17~平成24)に基づき職員数の削減及び内部経費の見直し等に努めた結果、人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、類似団体の平均を大きく下回る状況となっている。今後は、平成26年度に策定した行政経営プランに基づき職員給与のさらなる適正化及び経費削減の取組を継続していくこととする。
中間市行財政集中改革プランに基づく職員数の削減を達成している。今後は、事務事業や人員配置の見直しを行い、新たな定員管理計画を策定し、適切な定員管理を行っていく。
バブル崩壊以降の積極的な地方単独事業の実施により元利償還金が高止まりしていること(平成25算定額:2.200千円)に加え、他団体と比べて立ち遅れている下水道の整備を進めており公共下水道事業特別会計への繰出金が多額(平成25決算額:538百万円)であることから、公営企業債償還に対する繰入金が増加(平成24:580百万円→平成25:599百万円)していることから、実質公債費比率は、類似団体の平均を上回る水準で推移している。今後は、普通建設事業費の抑制や償還条件の見直しによる公債費負担の適正化及び計画的な下水道事業実施による繰出金額の削減に努めることとする。
バブル崩壊以降に積極的に実施した大型建設事業に係る起債の償還が終了しつつあり、普通会計地方債残高が減少(平成24:16,075百万円→平成25:15,140百万円)したことから、平成25年度数値は前年度から5.5ポイント改善している。しかしながら、他団体と比べて立ち遅れている下水道の整備を進めていることから、公営企業債等繰入見込額が増加(平成24:11,701百万円→平成25:12,794百万円)しており、将来負担比率は類似団体の平均を大きく上回っている。今後は、普通建設事業費の抑制による地方債残高の削減や計画的な下水道事業実施による繰出金額の削減等を通じて将来負担比率の改善に努めることとする。
平成25年度の人件費に係る経常収支比率については、職員給与の臨時減額措置により前年度から改善している。今後もさらなる事務事業の見直し等を行い、事務効率化を進め適正な定員管理を行うとともに、各種手当の見直し等を行い給与の適正化に努めていく。
行財政集中改革プラン(推進期間:平成17~平成24)に基づき事務事業の見直し等の内部経費削減に努めた結果、物件費に係る経常収支比率は、類似団体の平均を大きく下回る状況となっている。今後は、平成26年度に策定した行政経営プランに基づき歳出抑制の取組を継続していくこととする。
急激な少子高齢化(平成25高齢化率:31.9%)及び生活保護受給者数の高止まり(平成25保護率:34.53‰)により扶助費支出額が多額(平成25決算額:5,450百万円)となっており、扶助費に係る経常収支比率は、類似団体の平均を大きく上回る水準で推移している。今後は、生活保護の適正受給及び予防医療の推進による医療費の削減により社会保障費の自然増に歯止めをかけ、財政負担の軽減に努めることとする。
急激な少子高齢化により介護保険事業等の社会保障関係の繰出金が増加していることに加え、他団体と比べて立ち遅れている下水道の整備を進めており公共下水道事業特別会計への繰出金が多額(平成25決算額:538百万円)であることから、繰出金に係る経常収支比率が大きくなっている(平成25:20.2%)。今後は、社会保障費の増加の抑制及び計画的な下水道事業の実施により繰出金額の削減に努めることとする。
一部事務組合負担金は前年度から減額となったが、その他補助費等が増額となったことから、補助費等決算額は増額(平成24:1,457百万円→平成25:1,599百万円)となっている。経常収支比率についても類似団体の平均を上回っていることから、一部事務組合の事業内容精査や関係団体への補助金見直し等により歳出抑制に努めることとする。
バブル崩壊以降の積極的な地方単独事業の実施により公債費負担が高止まりしている(平成25決算額:2,201百万円)ことから、公債費に係る経常収支比率は、類似団体の平均を上回る状況となっている。今後は、普通建設事業費の抑制や償還条件の見直しにより公債費負担の適正化に努めることとする。
急激な少子高齢化(平成25高齢化率:31.9%)及び生活保護受給者数の高止まり(平成25保護率:34.53‰)により扶助費支出額が多額(平成25決算額:5,450百万円)となったこと、また、他団体と比べて立ち遅れている下水道の整備を進めており公共下水道事業特別会計への繰出金が多額(平成25決算額:538百万円)であることから、公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体の平均を上回っている。今後は、社会保障費の増加の抑制及び計画的な下水道事業の実施により歳出抑制に努めることとする。