農業集落排水施設 公共下水道 簡易水道事業(法適用) 特定環境保全公共下水道 漁業集落排水施設
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評価替えによる固定資産税の減収や子ども手当の廃止に伴う地方特例交付金の大幅な減があったものの、制度改正による市民税法人税割やたばこ税の増により、基準財政収入額は前年度と比較し0.3%の減にとどまり、これに対して基準財政需要額も0.3%の減となったことから、単年度では概ね横ばいとなった。しかしながら、近年の人口減少や高齢化の進展により、市税等の収入が落ち込む中で、3か年平均では類似団体平均値を下回っている。今後も人口減少・少子高齢化が進むことが予想されることから、平成25年度に策定した第3次長門市経営改革プランに基づき、歳入規模・構造に見合った歳出構造への転換を図るとともに、事務事業・公共施設の在り方について、抜本的な見直しを進めていく。
前年度に比べ2.3%改善しているが、これについては臨時財政対策債の発行が、前年度に比べ増加(+320,000千円)したことによるものである。なお、臨時財政対策債を除く経常収支比率では、経常一般財源歳入額は大幅に減少したが、公債費の繰上償還と市債の発行抑制を進めてきた効果により経常経費充当一般財源も減少し、92.3%と前年度と同程度となった。今後も人件費や公債費の削減など、財政健全化へ向けた取り組みを進め、経常経費の抑制に努める。
定員適正化計画に沿った、退職者不補充による人件費の削減効果により、前年度と比べ若干の減となっている。しかし、職員数の削減は行われているものの、人口減少に歯止めがかからない状況において、相対の職員数が多いことや、公共施設の老朽化等により維持補修費が増加する傾向にあり、類似団体平均値を上回っている状況にある。このため、第3次長門市経営改革プランに沿った行政組織の一層のスリム化と、公共施設の在り方についての抜本的な見直しを進め、経常経費の抑制に努める。
国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律施行によりラスパイレス指数が大幅に上昇したが、類似団体平均値と比べても依然として高い状況にある。このため、定員適正化計画と合わせて、給与構造の改革や諸手当の適正化などの削減措置を講じ、人件費総額の抑制に努める。
定員適正化計画による職員数の削減効果は年々表れているものの、旧1市3町による合併市であり、近年の人口減少と合わせて職員数が依然として高い数値となっており、類似団体平均値を大きく上回っている。なお、第1次定員適正化計画による平成21年度末までの削減目標55人は実績で121人と大幅に達成し、第2次定員適正化計画においても着実に目標を達成しており、今後も計画前倒しによる削減により、適正な定員管理に努める。
合併後の大型建設事業に係る起債の償還等に伴い、近年では類似団体平均値を上回っているものの、市債の発行抑制と継続的に実施している繰上償還により比率は0.6%の改善となった。しかしながら、市税等の自主財源に乏しく、建設事業の財源の多くを市債に頼らざるを得ず、今後も合併特例債を活用した大型建設事業を予定しているため、引き続き、市債の発行抑制に努め、市債残高の削減に努める。
第2次経営改革プランに沿った定員適正化や市債の繰上償還等による財政健全化の効果が表れており、比率は年々改善している。しかしながら、依然として類似団体平均値を上回っている状況にあり、新市建設計画に基づく大型建設事業は平成31年度まで予定されていることから、第3次経営改革プランに沿った行政機構のスリム化や公債費等の義務的経費の削減を中心とする財政健全化の取り組みを進め、将来負担の軽減に努める。
定員適正化計画の削減目標を前倒しで達成するなど、人件費の大幅な削減を実施しているものの、旧1市3町の合併市であり、人口規模に比べて職員数が多いことから、依然として類似団体の平均値を上回る状況にあり、引き続き、定員適正化計画による職員数の削減や、諸手当等の減額、市独自の削減措置を講じ、人件費総額の抑制に努める。
物件費に係る経常収支比率は、類似団体平均値を下回っているものの、市の区域面積が比較的広く、行政効率が低いことや、合併時に抱えていた旧団体ごとの公共施設等の整理統合が進んでいないことから依然として高止まりしている。今後も、集中改革プランに基づいた経常経費の削減策を実施しながら、アウトソーシングと合わせた公共施設の統廃合や有効活用を図る。
扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均値を下回るものの、介護給付費や福祉医療費は増加傾向にあり、平成24年度についても、社会情勢を背景に介護給付・訓練等給付、生活補助費などが大きく増加していることから、今後も資格審査等の適正化や各種福祉施策の見直しを行い、市民生活に与える直接的な影響を考慮しながら施策の重点化を進め、財政を圧迫する上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。
その他に係る経常収支比率が類似団体平均値を上回っているのは、合併後の生活基盤平準化のための下水道施設整備等による公営企業会計への繰出や、国民健康保険事業会計等への赤字補てん的な繰出が要因となっている。また、今後予定している大型建設事業を見据えた財政調整基金積立と、合併特例債を活用した基金造成を平成22年度から実施していることも要因となっている。
平成17年度以降、補助費等に係る経常収支比率が類似団体を大きく下回っているのは、市町合併時に一部事務組合を構成していた、消防及び清掃部門を直営としたことによる。今後も、集中改革プランに基づき、補助金の交付に関する基準も含めて、毎年度見直しを行うことで、適正な支出に努める。
平成19年度から平成23年度には公的資金補償金免除繰上償還を実施し、公債費の負担の圧縮を図り、一定の効果が表れているものの、市町合併後の生活水準平準化のため、集中的に建設事業の起債を行っていることから、公債費の負担割合は増加傾向にある。平成24年度においても繰上償還を実施しているが、今後も公債費の負担水準を勘案しながら、普通建設事業を実施していく。
公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体平均値を下回っているものの、地方税等一般財源は減少傾向にあることから、集中改革プランに基づく事務事業コストの削減に努める。
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