経営の健全性・効率性について
累積欠損金が無く、経常収支比率が100%を超えているので経営状況は良好といえる。しかし、経費回収率をみると、汚水処理に係る費用を下水道使用料で83%しか賄えておらず、残りは主に一般会計からの繰入金に頼っているのが現状である。しかし、経費回収率は徐々に増えており、逆に汚水処理原価は下がってきているので、有収水量や下水道使用料が増加していることがうかがえる。下水道自体がまだ整備途中であるため、今後も整備を進めていけば使用料収入のさらなる増加も見込め、一般会計からの繰入金を削減することができる。
老朽化の状況について
平成16年から供用開始しており、管渠等はまだ新しく老朽化していない。
全体総括
里庄町では、供用開始が平成16年と遅く、下水道整備予定の区域の約60%の整備が終わったばかりで、一般会計からの繰入金も多いが、管渠の整備が進んでいけば有収水量も増加し、使用料収入も増える見込みである。これからも更なる経費節減に努め、水洗化率向上につながるように引き続き住民に向け、下水道への接続をお願いしていきたい。