東郷町:公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2020年度)

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は、前年度より8.85%上昇している。これは、令和元年10月に実施した下水道使用料の料金改定により、使用料収入が増加したためである。しかしながら、一般会計からの繰入金の割合も高いため、更なる収入確保が必要となる。③流動比率は、類似団体平均値より低くなっているが、これは企業債に係る流動負債が大きいためである。企業債は、今後減少していく予定であり、比率も改善する予定である。④企業債残高対事業規模比率は、大規模な築造工事は終了しているため、今後は計画的な企業債の償還により、企業債残高は年々減少していく予定である。⑤経費回収率は、類似団体の平均値と比べその率は下回っている。下水道使用料の料金改定を実施したが、まだ差があるため、汚水処理費の削減や定期的な見直しによる使用料収入の確保に努める必要がある。⑥汚水処理原価は、類似の団体と比べ、上回っている。今後老朽化等に伴う施設の維持管理費の増加に備え、経費の削減や接続率の向上に向けた取組を図る必要がある。⑧水洗化率は、新たに供用開始した区域があるため減少した。今後も引き続き水洗化率向上に向けて取り組んでいく。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率が類似団体平均値より低くなっている理由は、法適用した際に過年度の減価償却累計額を計上していないためであると考えられる。③管渠改善率は、老朽化、長寿命化対策による改築・更新により、類似団体平均より高くなっている。今後、一部で耐用年数に達するものもあるため、リスク評価に基づく維持管理等の中長期的計画である施設管理計画(ストックマネジメント)に沿って、老朽化対策を実施する必要がある。

全体総括

下水道整備については、概ね終了しており、今後は維持管理費の増加に対応するため、中長期的計画である施設管理計画に沿って、老朽化対策を実施していく。経営戦略を令和2年度に策定し、将来に渡り安定的に事業を継続していくことができるよう、使用料の料金改定も実施していく予定である。平準化を考慮した将来の投資のあり方について各種計画との整合性も図りつつ、安易に他会計からの繰入金に頼らず本町下水道事業の将来を予測した収支のバランスを考慮していく。

類似団体【Bc2】

蓮田市 白岡市 伊奈町 あきる野市 御殿場市 長泉町 江南市 稲沢市 高浜市 長久手市 東郷町 武豊町 泉南市 熊取町 播磨町 香芝市 篠栗町 志免町 粕屋町