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平成24年度の財政力指数は、平成15年度以来、引き続き1を上回っています。しかし、財政力指数は、都区財政調整制度における理論上の数値であるため、この数値で直ちに財政の富裕度を判断することはできません。
特別区民税収入が増収となったものの、物件費や扶助費などの義務的経費の増加により、前年度比0.4ポイント悪化しました。適正な水準を維持していますが、今後の財政運営に向けて、引き続き留意が必要です。
人件費は、「第2次港区職員定数配置計画」の着実な実施による職員定数の削減及び給料の減額改定を行ったことなどにより、引き続き減少しています。物件費は、資源プラスチック回収、福祉総合システム維持管理、区借上住宅維持管理の減などにより、前年度に比べ減少しました。
今回公表されたラスパイレス指数は、臨時的に削減された国家公務員給与との比較によるものです。今後も年功的な給与上昇の抑制、職務・職責に応じた給与制度の改正を進め、一層の給与の適正化及び人件費の削減に取り組みます。
平成18年度に策定した「第2次港区職員定数配置計画」に基づき、指定管理者制度や業務委託の活用などにより、継続して職員定数の削減に取り組んでいます。
平成18年度に策定した「第2次港区職員定数配置計画」(19年度~28年度)に基づく職員定数の削減及び給料の減額改定などにより、人件費は減少していますが、義務的経費のうち、人件費は大きな割合を占めていることから、弾力的な財政構造を維持していくため、様々な雇用形態の導入なども視野に入れ、引き続き抑制に取り組んでいく必要があります。