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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
財政力指数については、類似団体の平均値を0.06ポイント上回る0.54となりましたが、千葉県平均からは0.18ポイント下回る指数となりました。引き続き、歳入の根幹をなす町税やその他自主財源の積極的な確保に努めて参ります。歳出では徹底した事務事業の見直し、政策的事業については、緊急度・効果、後年度負担などを十分に検討するなど、経費削減に努めて参ります。
経常収支比率は88.4%となり、前年度比で4.1%上昇しました。要因としては、分子要素である扶助費が少子高齢化に伴い右肩上がりに増加している状況に加え、分母要素である普通交付税や地方消費税交付金などが減少したことによるものです。比率改善が図られるよう、徹底した経常経費の削減と自主財源の確保強化に取り組み、財政構造の硬直化が進行しないよう、細心の注意を払い予算執行に努めて参ります。
人件費については、職員給で約2千万円増加するなど上昇しておりますが、物件費については、地方創生関連事業などの縮小に伴い前年度からは2,564円下回りました。また、千葉県平均からは8,298円上回る決算額となっております。今後は、定員管理の適正化に努めるとともに、事務経費の増加には細心の注意を払い、適切な水準が維持できるよう取り組んで参ります。
ラスパイレス指数については、前年度と比較し0.3ポイント、類似団体平均値からは1.6ポイント上回る98.0となりました。引き続き、人事院勧告を尊重し給料表の見直しを実施するなど、職員給与の適切な水準が維持できるよう努めて参ります。
人口千人当たりの職員数は、類似団体平均値を0.57人下回る9.42人となっております。近年では、事務事業の多様化などにより、職員数削減には限界が見えつつありますが、今後も事務事業の見直しや効率的な人員配置、民間委託の導入も積極的に検討しつつ、適切な職員の定員管理に努めて参ります。
実質公債費比率は、昨年度より0.6%改善しました。比率が改善した主な要因は農業集落排水事業の元利償還金に対する繰入金及び債務負担行為に基づく支出額が減少したことによるものです。今後は大規模な公共施設の改修事業が控えていることから、それに伴う地方債発行も想定されます。分子の増加には細心の注意を払い、適切な地方債管理に努めて参ります。
将来負担比率は、昨年度より10.5%改善いたしました。比率が改善した主な要因は、町の地方債残高及び債務負担行為が経年償還により減少したことや充当可能基金(特に財政調整基金が約7千2百万円)が増加したことが比率改善の要因となっております。今後は大規模な公共施設の改修事業が控えていることから、それに伴う地方債発行も想定されます。計画的な事業執行に取組むなど、健全な財政運営に努めて参ります。
経常収支比率に占める人件費の割合は、類似団体平均値より5.5ポイント、千葉県平均より2.4ポイント高い29.2となりました。依然として類似団体平均値などより高い水準となっていますので、今後も効率的な人員配置や民間委託の導入などを積極的に検討し、改善に努めて参ります。
経常収支比率に占める物件費の割合は、類似団体平均値や千葉県平均よりも低い12.1となりました。今後も健全な財政運営のため、真に必要な事業の選定に取り組み、経費の削減を図って参ります。
経常収支比率に占める扶助費の割合は、前年度を1.2ポイント上回る7.1となり社会保障費の増加とともに年々増加傾向にあります。各種助成費に町独自の制度に基づく上乗せ加算を実施している給付については、実績などを勘案し真に効果的であるのかを見極め、扶助費の増加による財政構造の硬直化が進まないよう努めて参ります。
経常収支比率に占めるその他の割合は、類似団体平均値より低い13.0となっておりますが、千葉県平均からは0.2ポイント上回る比率となっております。その他については、主に特別会計などへの繰出金が多額を占めるため、特別会計の独立採算の原則を再認識し、特別会計の適正な財源確保を図り、普通会計への負担軽減に努めて参ります。
経常収支比率に占める補助費等の割合は、千葉県平均より高い14.6となりました。現在、町独自で補助している各種団体への補助金ついては、既得権益化が見受けられるため、公平性・透明性が図られるよう補助金検討委員会からの検討結果を踏まえ、不適当な補助金は見直しや廃止を行い、適切な補助費等の執行が図られるよう取り組んで参ります。
経常収支比率に占める公債費の割合は、類似団体平均値や千葉県平均より低い12.4となっております。既発債分の公債費は平成28年度をピークに、緩やかに減少していく見込みとなっております。今後は、大規模な公共施設の改修事業をはじめ、地方債発行を伴う事業が想定されますので、公債費の推移には細心の注意を払い、適切な地方債管理に努めて参ります。
経常収支比率に占める公債費以外の割合は、千葉県平均を下回るものの、類似団体平均値からは3.5ポイント高い76.0となっております。類似団体と構成内容を比較しますと、人件費や扶助費の水準が高くなっております。今後も適切な水準の維持に向け、健全な財政運営に取組んで参ります。
実質公債費比率は類似団体と比較し1.8ポイント低い7.1となっております。これは、町の元利償還金や債務負担行為に基づく支出額が減少したことが要因です。今後は緩やかに減少傾向となる見込みですが、公共施設の改修など地方債発行を伴う事業が想定されることから、適切な地方債管理に努めて参ります。将来負担比率については、類似団体と比較し12.7ポイント高い25.8となっていますが、前年度と比較すると12.3ポイント減少しております。これは、将来負担額である町及び一部事務組合の地方債残高の減少に加え、債務負担行為に係る将来負担額の減少、また、財政調整基金(2億6千万円増)が増加したことが比率改善の要因となっております。実質公債費比率同様、公債費の適正化に取り組んで参ります。
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