経営の健全性・効率性について
維持管理費の全額を使用料で賄うことができておらず、一般会計からの繰入金により経営を維持している。処理施設の老朽化に伴い、施設更新等の維持管理費が増大しているため、接続率の向上・使用料の見直しについて検討し、事業の安定確保に努める必要がある。令和4年度から法適用となる予定であり、経営の健全化に向けて推進していく。
老朽化の状況について
供用開始から14年が経過した長岡地区処理場については平成28年度中に機能診断及び最適整備構想の策定を実施しており、広馬場地区については令和元年度の業務委託により作成中である。長岡地区について、ばっ気攪拌装置の老朽化が進んでおり、機能強化事業により散気装置への交換を行う予定である。
全体総括
管渠整備は完了しており、現在は接続率(水洗化率)の向上に主眼を置いている。また、施設の老朽化に伴う維持管理費の増大も懸念されるため、施設の適切な維持管理や使用料の見直し、繰入金等の問題についても総合的に検討し、来る法適化に備えて事業の安定確保に努める。