事業・施設概要
| 都道府県 | 大分県 | 経営主体 | 佐伯市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A4 | 行政区域内人口 | 66,576人 |
| 現在給水人口 | 66,051人 | 給水区域面積 | 15,113ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①『経常収支比率』‥経常費用が経常収益でどの程度賄われているかを示す指標。給水収益の減少等により、近年赤字傾向にあったため、令和4年度に料金改定(値上げ)を実施したことにより、経営状況に改善が見られました。③『流動比率』‥流動負債に対する流動資産の割合で短期債務に対する支払能力を表す指標。指標は100%を上回っているものの、現金等の流動資産は減少傾向にあることから、将来の見込みも踏まえた分析が必要です。④『企業債残高対給水収益比率』‥給水収益に対する企業債残高の割合であり、企業債残高の規模を表す指標。令和4年度は減少が見られるものの、類似団体を大きく上回っており、適切な数値ではないといえます。⑤『料金回収率』‥給水に係る費用が、どの程度給水収益で賄えているかを表した指標。指標は100%を下回っていますが、料金改定の成果により、前年度に比べ大きく改善しました。⑥『給水原価』‥有収水量1㎥あたりについて、どれだけの費用がかかっているかを表す指標。類似団体を下回っているものの、経常費用の増加等により給水原価は供給単価を上回っており、適切な数値ではないといえます。⑦『施設利用率』‥配水能力に対する配水量の割合で、施設の利用状況を判断する指標。現状は良好といえますが、給水人口の減少等を踏まえると、今後は施設の統廃合やダウンサイジングを検討する必要があります。⑧『有収率』‥施設の稼働が収益につながっているかを判断する指標。令和4年度は台風や寒波の影響で減少していますが、近年は漏水調査等の取組を強化していることから回復傾向にあります。
老朽化の状況について
①『有形固定資産減価償却率』‥有形固定資産のうち償却対象資産の減価償却がどの程度進んでいるかを表す指標。平成30年度には簡易水道事業分の償却対象資産の増加により数値が低下したものの、令和元年度以降は上昇傾向にあることから、今後も計画的な更新が必要です。②『管路経年化率』‥法定耐用年数を超えた管路延長の割合を表す指標。令和3年度からは類似団体を下回っていますが、依然として老朽化は進行していることから、更新等の財源を確保し、計画的に更新していく必要があります。③『管路更新率』‥当該年度に更新した管路延長の割合を表す指標。法定耐用年数に達する管路が増加する中において、事業費の平準化を図るため、更新の必要性が高い管路を見極めながら計画的に更新を行っています。
全体総括
経営の健全性・効率性については、給水収益の減少傾向や簡易水道事業との経営統合等の影響により、近年数値は悪化していましたが、「佐伯市水道事業経営戦略」に基づき、料金改定を実施したことで、令和4年度は経営状況の改善が見られました。しかしながら、今後も給水人口の減少が予測されており、収益も減少する見込みであることから、施設を適切に更新・維持管理していくためには、更なる経営努力が必要です。老朽化の状況については、特に管路については法定耐用年数を経過したものが多く存在しています。これらの管路を直ちに使用不可能とするのではなく、日ごろから適切な維持管理を行うことで長寿命化を図り、更新の必要性が高い管路を見極めながら計画的かつ効率的な更新に取り組みます。
経営状況
収支構造
総額15.3億円
総額14.1億円